コラボ・クロス作品
戦士達×剣聖
剣聖×戦士達 プロローグ
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聖殿にジン殿!×60(バイシクスティ)の世界へようこそ!]
「……はぁ?」
「?」
昔の呼び名を呼ばれたせいか、あるいは妙なテンションで声が意味不明な事を言っているせいか。二人は首をかしげる。
[さて、早速ですがこれからお二人には、ゲームをしていただきます!]
「……ゲームだぁ?」
「行き成りだな、おい……」
やたらとテンションの高い天井の声について行けず、リョウは疑問の声を漏らし、青年は天井をジト目で見据えている。そんな温度差を気にする様子も無く、声は続けた。
[はい!今からこの先に続く通路をお開きいたします。その先に有るダンジョン、四つの試練をクリアしていただければ、ゲームクリアです!]
「ちょい、ちょい。待て待て!」
[はい?]
リョウが声を上げると、声は不思議そうに言葉をかえしてきた。遮ったリョウはそのまま続ける。
「何言ってんのか訳分かんねぇし。つーか、こっから出せっつーの。こっちは知り合いとの待ち合わせに遅刻まっしぐらなんだよ。んなお前のゲームにかまってられるほど暇じゃねぇの!」
と、それに乗るように、ソレイユが言った。
「そうなんだよなー……おれもデートっつー大事な予定があるんだよ。ただでさえ遅刻なんだ。あんたのお遊びなんかに付き合ってられないんだよ」
その二人の声を聞いて、声は少し黙ると、思い出したように話しだした。
[それはそうですね!お二人にはそちらの説明の方が先でした!]
「あぁ……?」
[勿論。お二人とも現実世界には帰っていただけますよ。ただし、このゲームをクリアすれば。の話ですが]
「「…………」」
その言葉に、二人は真剣な顔で黙り込む。
[先ずお二人とも、右手を振ってステータスウィンドウをご覧ください]
「?」
「……お、出た」
言われて、首をかしげつつも二人は右手の人差指と中指をそろえて縦に振る。これはSAOに置いて、ウィンドウを出すための動作だったものだ。すると即座に、まるでSAOその物のように、二人の眼前にステータスウィンドウが現れた。
[その中の、時計をご覧ください!]
「時計……?」
「これは……」
言われて、二人はウィンドウの隅に常に表示されている、デジタル式の時計を見る。そこには、15:00と言う表示だけが有る。
しかし……リョウが寝たのはせいぜい九時後半から十時そこらだ。と言う事は……まさかもうすでに……
[それは、カウントダウンです!]
嫌な想像をした所で、天井の声が割り込んだ。とりあえずその言葉が今が午後三時だと言う事を表している訳ではないようだったので、リョウは内心息を吐いた。実を言うとそれは隣の青年も同様だったのだが、それはリョウが知る由も無い。
[この世界の名は×60(バイシクスティ)つまり、この世界では時
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