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SAO‐戦士達の物語《番外編、コラボ集》
コラボ・クロス作品
戦士達×剣聖
剣聖×戦士達 プロローグ
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、かろうじて灯りが確保されている感じだ。寝ていた場所も石の床の上で、どのくらい寝ていたのか、少々背中が痛かった。

「んあ……ん?」
立ち上がり、痛くなった腰を触ろうとして、気付く。来ている服の感触。これは明らかに今日着て来た筈のパーカーやジャケットの感触では無い。なめらかながら、確かな堅さを感じる。これは……

「ありゃ、随分気が利いてるじゃねぇの」
改めて自分を見降ろすと、リョウの体は灰色から光の加減で緑色に輝く浴衣を着こんでいた。
翠灰の浴衣。つい半年前まで、涼人の全身を守っていた。SAOにおける涼人の愛用防具だ(まぁ半分服だが)。首の後ろに手をまわし、状況の読み込め無いリョウは周囲を見渡す。と……

「おっ、と?」
自分のすぐ隣に一人、黒ずくめの少年(?)が寝ていたのだ。
黒い髪なので恐らく日本人。黒いコートを着ていて身長はリョウよりも幾らか低いくらいか……中性的な顔立ちをしているので、本当に女で無いかは確信は持てないが、胸も無いし男だろう。

『つーかどっかのガキんちょと良い此奴と良い……最近中性の顔はやってんのか?』
そんな訳はないが思わずそんな事を思って、リョウは苦笑する。と……

「んー……」
その青年が声を上げたことで、リョウは意識を此方に戻した。

「よぉ。起きたかい、(にい)ちゃん」
「……えっと、どちら様?つか、ここどこだ?」
青年は此方の姿を見止めると一瞬首をかしげ、周囲を見渡しながらそう言った。

「知らね。俺としてはアンタがなんか知ってんのに期待してたんだが……こりゃ期待薄か?」
「……うわっ、懐かし……あぁ、悪いな。申し訳ないが力になれそうにない」
言ってる間に、青年は自分の姿を確認して、何か納得するような、あるいは疑問を持つような顔で唸った後、リョウの質問に答えた。肩をすくめる青年に、リョウは苦笑する。

「さよか……なぁ、アンタ、自分がここに来る前何処に居たか覚えてっかい?」
「んーっと……電車だな。山手線の……内回りだったはずだ」
「ほぅ……って事は……」
「……どうした?」
首をかしげた青年に、リョウは苦笑しながら答える。

「いや、俺も山手線に乗ってたんでな。外回りだったんだが……つーことはあれか?この状況も山手線絡みだったりすんのかね?山手線に寝ると石の個室に叩き込まれる。みてぇな七不思議的なの、有ったか?」
「さぁな……少なくとも俺は初耳だ」
面白がっているように言うリョウに、青年は笑いながら肩をすくめて答える。と……

[いやぁ、そうだったら面白いかもしれませんけどねぇ]

「ん?」
「…………」
突然、天井から声が響いた。なかなかの大声だったそれに、りょうは首をかしげて天井を見上げ青年は無言で天井を見上げる。

[どうも剣
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