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SAO‐戦士達の物語《番外編、コラボ集》
コラボ・クロス作品
戦士達×ツインズ
SAOツインズ×戦士達の物語 三話
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さって、俺がキリカに負けてから数十分後。キリカ達二人と、俺達四人は休みがてら家ん中に入り、その流れで夕飯を共に食べることになった。っま、所謂食事会だな。
つっても、アスナとサチは久々の客だからか張り切ってるから、普段よりちっと豪華なもんが出てくるかもしれねぇ。そこんとこに、俺は内心期待してる訳だが……

さて、今俺達はどんな状況に居るかっつーと、まぁ基本的に全員無言だ。
そもそも男女で話題が無かったと言うのもあるし、

おれは飯が来るまでの間暇なんで、新聞読んでる。
キリトはなんか女子達となんだかんだ今日が初対面なせいか接し方が分かんねぇみたいな顔して無言で居るし、ドウセツの姉ちゃんはどう見ても話題振る気ねぇ。キリカは……さっきまで手伝ってたみてぇだけど、今戻ってきた。なんか考え事してんな。

まぁ、そんなこんなでしばらく特に思う所もなしで新聞読んで……不意に、キリトとキリカが話してんのが聞こえてきた。
────

「……あ、あのさ、兄……」
「……ん!?あ、あぁ俺か。俺だったよな?」
いや、お前以外誰がいんだよ。

「いや、うん。その通りなんですけど……キリトに変える?」
「いや、大丈夫だ。好きなように呼んでくれ」
口を開いたキリカに、返事するキリトの声が少し焦り気味なのは聞いて居て分かる。
聞いてる限りキリカにとっちゃ普通なんだろうが、ま、キリトは「兄」なんつー呼称で呼ばれた事ねぇからな。
即応出来ねぇのはやむなしってか。

と、行き成りキリカの声が小声になり……こんなことをのたまいやがった。

「その、……(ゴニョゴニョ)サチと従兄って結局のところどうなの?」
思わず頭を目の前の机打ちつけそうになるのを何とかこらえた。
なんでいきなりその話題だコラ!?

「(コソコソ)サチの一方通行。兄貴気付いてないんだよな……」
おいコラ弟。テメェはなんで素直に返してんだよ。
つーか無言が嫌で話し始める話題が他人の恋愛云々っつーのはどうなんだオイ。

「(ゴニョゴニョ)何だ、やっぱり兄と同じか……」
「やっぱりってなぁ……」
お前の中で俺らの評価がどうなってんのかはよく分かったぜキリカ。

「と言うか、他人の恋愛感情とかよく気がついたよね」
「俺鈍感じゃないからな」
は?何言ってんだ此奴?冗談か?つーか……

「あ?何がやっぱりなんだ?」
声が素の声量になってんだよ。

「「いえ!何も!」」
「あぁ?……まいいか……」
ホントは全然良くねぇけどな。まぁその話題は俺としても触れたくねぇんで、敢えてスルーしてやるよ。

と、ふと、視界の端に黙す事に徹していたドウセツの姉さんが入る。昼間会ったときから、この姉さんは黙っている時間の割合がかなり多い。まぁ夫婦漫才やってるときゃ別だ
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