コラボ・クロス作品
戦士達×ツインズ
SAOツインズ×戦士達の物語 三話
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かマシになりそうだし」
「普通に褒めることはできないんですか、ドウセツさん!?」
「無理ね」
「即答されたッ!?」
「変な薬入れていると思うと警戒心が強まって、味がわからなくなるからかもしれないわね」
「一度も料理に薬を入れたことないわよ!」
あ、うん。大丈夫そう。キリカとドウセツは何時も通りに仲良くテンポの良い会話をしてる。
それが面白くって、自然とリョウ達と一緒に笑っちゃった。ごめんねキリカ。ドウセツさんの事は私達じゃ止められないよ。
「それじゃ、お休み!みんな」
「…………」
やがてキリカが、元気に私達に言いました。
「おう、しっかり休めよ」
「お休み、キリカ、ドウセツさん」
「お休み〜」
キリト、私、アスナの順番で、手を振っているキリカに返します。私はちょっと恥ずかしいから、アスナより手の振りが小さいけど……
と、リョウが大きな声で、キリカに向かって……
「ちゃんと寝るんだぞー、キリカ」
ふふっ。本当にキリカのお兄さんみたい。そう思っていたら……
「わかっているよ、“兄貴”!」
あれ?そう言えば、キリカいつの間にリョウの事キリトみたいに呼ぶようになったんだろ?
さっき帰って来たときも、みんな一緒だったし……何か有ったのかな……?
うーん……
……はっ!?な、何考えてるんだろ私!?そんな事ある訳ないよ!だって……
視界の先で、ドウセツの腕に、キリカがくっ付いた。
……だってあの二人、女の子同士なのがちょっと嘘みたいに思えるくらい(もしかしたら女の子同士だからなのかな?)お似合いなんだもん。
「ったく、面白れぇ奴らだなぁ……」
「ホントに、仲良しなんだね……」
「キリカも良い子だし、ドウセツもなんだか優しい感じがしたね……」
「にしても妹が百合っ娘かぁ……」
みんな一言づつ二人に感じた事を言うと、リョウが私をみました。
「んじゃ。俺達も帰るか」
そっか。もうそんな時間だね。
「うん。そうだね。2人とも、お邪魔しました」
「邪魔したな」
私とリョウがそう言うと、アスナが何時ものように小さく手を振りながら、キリトがポケットに手を入れて見送ってくれる。
キリトの家は私達の家から少し離れて居るから、少しの間薄暗い森の中を歩きます。
時々、一人で暗い森の中を行くのはとっても怖いんだけど、リョウと一緒だと、ちょっとだけ嬉しかったり。
「今日は月が明るいなぁ……」
「え……?あ……本当だ……」
リョウに言われて見上げると、外周の向こうに大きくて明るい月が見えました。
「もう11月になるもんね……だんだん冬だから、空気が澄んで来てるのかな?」
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