コラボ・クロス作品
戦士達×ツインズ
SAOツインズ×戦士達の物語 三話
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妹を心配するもんなんだよ」
ウチの妹の事……よろしくお願いします……ってな。
「…………そう」
答えは短かったが、俺にはその声はどういうわけか了承に聞こえた。
…………
やがて、ドウセツがそれ程大きくない声で、俺に問う。
「貴女ってなんなのかしらね?」
ははっ!その答えは簡単だ。
「俺はキリトとキリカの従兄であり、兄貴だ」
そうありてえと思うし、あろうとするつもりだ。ま、普段は自分からはいわねぇんだがな。
漏らした苦笑はドウセツには気づかれなかったらしく、ドウセツと俺はその後、なんか盛り上がったキリカ達が記念撮影に俺らを呼ぶまでは無言だった。
●
「んじゃ、今日はコラルに泊まんのか」
キリカに、リョウが聞きます。キリカは一度コクリと頷くと彼女らしい元気と張りのある声で答えます。
「うん。帰る方法も分からないし……明日からはどうしたら帰れるか探そうと思っている」
そう言えば、よく考えたらキリカ達から見たら私達キリカ達の家にすんでるんだよね。仕方ないんだけど……悪いことしちゃった……
「私達も暇だから、手伝えることあったら何でも言ってね?」
「あぁ。基本的には俺達は家に居るからさ」
「サンキュー、兄」
「いや、まぁ……ここの俺に双子の妹はいないんだが……まぁ、いっか」
「いなくても、キリトは私の双子の兄だよ」
キリカとアスナ、キリトが話し込んでいます。前にリョウとの話で聞いたんだけど、キリトには現実にも妹さんが居ます。キリカにも居るのかな?
なんて思っていたら、リョウがキリカ達に見えないように私の背中をトンッと押してくれました。そうだった!
「あ、あのね、キリカ」
うぅ……なんで毎回一言目に詰まっちゃうんだろ私……
「へ?どしたの、サチ?」
首を傾げたキリカに、持っていたバスケットを手渡します。
「これ、マフィンなんだけど、バスケットの効果で明日のお昼まで持つから。二人で朝ごはんに食べて?」
さっき写真を撮り終わった時、キリカ達とアスナ達が話してた時に作ったマフィン。
ちなみに、バスケットは前にリョウと出掛けた時に上層で買った性能の良いものだからストレージに入れなくても半日以上持つ筈。味も、ちょっと自信あるんだ。その……生産職としてのプライドと言うか……なんというか。
本当はバスケットの方はちょっと惜しいけど、予備にって二つ買ったからこのままキリカにあげちゃおう。そんな事を思ってたら……
「わ……あ、ありがとサチ!ちゃんとバスケット返しに来るから!ほら、ドウセツ」
キリカがこんな事を。あ、あれ!?私顔に出てたのかな!?違うよね!?
「確かに有難いわね。キリカの作るのより幾ら
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