コラボ・クロス作品
戦士達×ツインズ
SAOツインズ×戦士達の物語 二話
[8/11]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
兄の一撃を薙刀で防いだら流しつつ後ろへ下がった。
「従兄」
「なんだ?」
長期戦が得意と言っていたけど、正直、自身はない。今まで回避には限度あるって思っていたから長期戦を避けていた。だけど、もう長期戦に持ち込むしかない。
「攻撃当たるかな?」
「ハッ、上等だ!」
やるしかないんだ。得意な長期戦で従兄に勝つ。
●
「おっ」
キリカが普通ではあり得ない、片足だけで体を回して攻撃した時には決まったと思っていたみたいだったが、リョウコウは必死で慌ただしいがキリカ並の絶対回避で敗北を免れ、再び交戦が繰り広げていた。
「キリカの動きが速くなった。多分、兄貴驚いていると思う」
リョウコウが驚いているのは知らないが、キリカは前よりも更に速くなっている。おそらくこの時間で更に速くなる。
それはつまり、この時間で急激に進化しつつ強くなっていると言うことであり、彼女は時間が経つにつれて集中力も上がっていること。
血盟騎士団、副団長であり指導者、団長のヒースクリフに並ぶ腕前のイリ―ナさんがおっしゃっていた。キリカは長期戦が得意と言うこと。ただ、キリカが長期戦を得意と言うことが知ったのはイリ―ナさんに教えられるまで把握していなかった。
一時期、血盟騎士団に所属して、キリカの弱点を克服するために訓練をした。訳あって、長くはいられなかったけど、やる前とやった後の違いは大きい。そのおかげで意識して長期戦を望むようになったのだから。
反応速度かつ扱いづらい二刀流を使いこなすキリト。
剛(ごう)な力を持ち、弱点を見せつけないリョウコウ。
やっぱり貴女の一族は変態ばっかね。
キリカ、貴女は加速することで回避が進化して急激に強くなる。
――――ソードアート・オンラインの、最強の一人なのよ。
「凄い……」
「うん、凄い……」
アスナとサチが二人の戦闘を見て無意識に口を漏らす。こちらも集中がなくなるか目を反らしてしまったら見届けない気がする。キリカが長期戦を挑むなら、相手は必ずどこかで奇襲をしてくるはずよ。それに気をつけて。
私は最後まで見守るから、キリカ。
――――勝って。
●
心臓の音がめちゃめちゃ聞こえる。
より、なんか生きているって実感する。
頭で考えて動くんじゃなくて、体で考えて動いている。
普通ならボロボロだ、今でも倒れてしまいそうなくらいで、フルマラソンみたいな感覚だ。そんなに走ったことないけど……。
おまけに従兄がけっこうトリッキーな技も加えているから、回避にもより一層力を加えなければならない。
システム外スキル『ステップ』でどれだけ複雑な足踏みをしなければならないのか、普通だったら最悪よくても挫いちゃ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ