第四十九話 井上中尉!和歌山でファミコン勝負!!その十七
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「俺達百五十歳まで生きるぜ」
「その百五十年の一生でずっとハーレムだぜ」
「酒池肉林で百五十年!」
「太く短く生きてやるぜ!」
「酒の飲み過ぎで身体壊して死ね!」
「美食が過ぎて糖尿病か痛風か高血圧になれ!」
「あとエイズにもなれ!」
観衆の人達はおろか全世界の人が思った言葉だ。
「梅毒になれ!」
「それで鼻落ちて身体腐って死ね!」
「何が酒池肉林だ!」
「そんなもんどっかのハーレムもので言え!」
「八条荘とかな!」
「どっちにしろ御前等には絶対に縁ねえよ!」
こう返す全世界の良識ある市民の人達だった、だが。
そうした話をしてからだ、二人は。
あらためてだ、こう二人の間で言い合った。
「よし、終わったしな」
「ああ、それじゃあいつものやつやるか」
「それがこの作品の決まりだしな」
「じゃあいつも通りな」
「勝利の名乗りだぜ」
こうしてだった、二人は。
白波立つ岩場の中に瞬時に移動し背景に旭日を背負いそれぞれ腕を組んでポージングを決めてから高らかに叫んだ。
「正義は勝つ!」
この言葉と共にだ、そして。
二人はだ、ハングオンに乗ってその場を去ろうとした。しかし。
突如だ、前からだった。
爆弾が来た、それから。
オイルが撒いていてしかもマキビシまで撒かれていた、二人はそれを見て瞬時にわかった。
「おい、これマッハライダーか!」
「また懐かしいゲームだな!」
「何処の誰がこんなの仕掛けた!」
「危ないだろ!」
「俺達が撒いたんだよ!」
現地の暴走族の人達が言って来た。
「それで事故れ!」
「死なないまでも成敗されろ!」
「うっせえ珍走団!」
「今時賊なんてやってんじゃねえ!」
二人は和歌山の暴走族の人達にも中指を突き立てて帰った、何はともあれ今回の戦いも彼等の勝利に終わった。
だが日帝衆との戦いはまだ続く、最後の勝利まで戦えジャスティスカイザー、負けるなジャスティスカイザー!
第四十九話 完
2015・12・2
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