8部分:第八章
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うそう減らんものじゃ」
要するに暴走族や不良やチーマーやヤクザやチンピラといった存在である。博士は小悪党の類は見ているだけで殺戮したり生体実験に使いたくなるのである。それが博士なのだ。
「じゃからよいのじゃよ」
「まあ僕もあの国は嫌いですけれどね」
このことについても小田切君と博士は同じであった。もっともああした国家を好きといえば相当な変態か異常な精神の持ち主か奇特な思想をする人間だけであろう。若しくはその国から何かしらの見返りを受けているかである。どれにしろ碌なものではない。
「それでも。まあ何ていいますか」
「よいのじゃよ。わしが気が済むからのう」
実に利己的な言葉であった。
「それではじゃ」
「はあ」
「進撃をまた見守ろうぞ」
「進撃をですか」
「目指せ古都じゃ」
その最終目標は変わらないのであった。
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