暁 〜小説投稿サイト〜
一人のカタナ使い
SAO編?―アインクラッド―
第二章―リンクス―
第15話?鏡血花
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う意味でも、僕は他に鍛冶屋を探したのだ。
「それから適当に街中を歩いていたら、ふと目についた武器があったんだ。その武器は、確かに性能は僕の想定するものより少し低かったけど、何というか作った人の気持ちっていうか、魂を感じたんだよね」
?そう、一目でわかった。ここにある武器は他のところの武器とは違う、と。完全に感覚だから、なんとも説明しにくいが……。
「それが、あたしのだった……?」
「うん。これを作った人になら安心できる――そう思ったから、頼んだんだよ」
?実際、リズに渡して正解だった。
?はじめて作ってもらった武器も、その次の武器も、さらに次の武器も、前の相棒だった《ブレード・オブ・ニムバス》も、そして新しく相棒になったこの《鏡血花》も僕の予想以上のものを作ってくれた。これからもずっとお願いしたい、と心の底から思っている。
?多分他の人には伝わりにくいと思ったが、精一杯頑張って、自分の持てる限りの語彙力で言葉にした。
?リズは僕の言葉を聞いて、
「そっか……そうなんだ。――ありがとう、ユウ」
?嬉しそうに、そばかすのある頬を少し赤く染めて笑った。
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