アインクラッド編
第七話本質
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」
「攻略組?」
「そうだよ」
「!!?」
「それは無理よサイガ君!ここの道にくる時点でやられかけていたじゃない!」
「そっか、アスナは見てなかったな。俺が見た時のナギは多分アスナと同じくらいの速さだった」
それに何かあったら俺のサポートでなんとかなるだろうし、と付け足した。
「アスナ、トレンブリング・オックス何体まで同時に相手にできる?」
「…フェンサーなら1、2体が限度よ」
「俺が見た時、ナギは3対相手にしていた、あの狭い道でだ。しかも、その前にも何体か相手にしているようだったし」
「…ナギ、本当?」
会話について行けていないらしくずっと上の空だったが、アスナの問いかけに我を取り戻しこくり、と頷いた。
「で…でも、アスナの言うとうり…私には無理だよ…」
目を潤ませながらナギは言う。
「あーあ、アスナが泣かせたー」
「ちょ、ちょっと!人聞きの悪いこと言わないでよ」
「じゃあ、連れてっていいでしょ?」
「じゃあって…………もう良いわよ。その代わり、絶対ナギを守りなさいよ!」
サイガのしつこさにとうとうアスナが折れた。
「…む…無理だよ…」
「ん〜、ナギみたいに強い奴はSAO攻略には必要なんだよ」
「私…」
「取り敢えず俺が全力で守れば死ぬことはないから」
何はともあれこの岩割ってからだけどな、と言ってサイガはニシシと笑った。
ナギは自分を命がけで助けてくれた事や、自分の恐怖を取り払ってくれた事などで十分に頼れると分かるのだが、
サイガの笑顔に妙に惹かれた。そして、笑顔を返した。
「うん、やってみる」
「はあ、会って一日の女の子を攻略組に誘うとは思わなかったわ」
「俺は友だちを作るのが得意なんだよ」
「はいはい……?」
アスナは明らかにおかしな点を一つ、夜が明けていく中
「サイガ君!なんで武器を取られていないの!?」
「え?」
「あ」
なぜかサイガのみ武器を取り上げられていないという不思議な事態が起こっていた。
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