秋祭りと親子の再会と迫る暗雲の足跡
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太正14年10月
さくらと直哉の特訓から約2週間後・・・
この日、帝都近郊で行われた。秋祭り会場で、大神は偶然に、織姫と出会った。
「やあ、織姫君じゃないか」
「あ、少尉さん、こんな所で会うなんて、奇遇ですね、どうしたんですか?」
「ああ、一人で秋祭りの見学さ、直哉とさくら君は支配人の仕事をしてるし、他の皆を誘ったんだけど、皆それぞれ用事があるらしく断られたのさ」
「成る程そうですか、なら少尉さん。私に付き合ってください」
「え、織姫君いいのかい?」
「今日だけ、特別ですよ」
こうして、大神は織姫と、祭りを見て回っていた。
暫くすると、織姫が一人の絵描きの男性と口論を始めてしまった。
「どうしたんだ急に織姫君落ち着いて」
「もうこんな所に、居たくありません。帰ります」
「あ、待つんだ、織姫君」
「私の事は、いいですから、あの子を追いかけてください」
神は、絵描きの男性に、言われ織姫を追いかけた。
そのころ支配人室では・・・
直哉とさくらが、米田とある事について話していた。
「米田さんどうしたんですか?」
「ああ、直哉、さくらちょっとまずい事になっちまったよ、これが原因で、陸軍のクーデターが確実になった。
「「ええーーー」」
直哉とさくらは、米田の言葉を聞いて、驚いていた。
「原因は何です?」
「無能な司令官を、1週間の内に解雇し、大神一郎を司令官にしろだとさ」
「あ、あああ、僕が無能な、司令官だなんて・・・・・」
「直哉君、しっかりして」
そのころ大神は・・・
「よしもう一度織姫君と話そう」
そう決めた大神だが、一人の来客によって、予定を変更した。
「すいません誰かいますか?」
大神は、ロビーに行くと、昨日の絵描きの男性がいた。
「あ、貴方は、昨日の」
「貴方は昨日の青年、成る程同じ職場だったんですね」
「すいません俺は、大神といいます。失礼ですが、お名前を聞いていいですか?」
「ああ、すいません。私は、緒方といいます」
「緒方さんですね、では緒方さん貴方と織姫君との関係を教えてください。俺は同じ劇場で、働く仲間として、何とかしてあげたいんです」
「それに、彼女が日本の男性を、嫌う理由も、ってたら教えてください。緒方さん」
「ええ、まず私と、織姫の関係は、私が織姫の父親です。そして織姫が日本の男性を嫌う理由は、私が原因なんです」
「ええーーそれは本当ですか?緒方さん」
大神は、緒方の告白に、驚いていた。
食堂で、大神が緒方と話していると、織姫がやって来た。
「なっ何
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