第2章:埋もれし過去の産物
第40話「助けたいから」
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んな感じだった。
「...ユーリ、貴女はまだ希望を抱いている。助けてほしいと、願っている!」
「.....違う、私はもう....。」
「なら!さっさと私を殺せばいい!それをせず、私を助けるような真似をするという事は、まだ願っているのでしょう!?」
「.......。」
魄翼が迫り、またそれを弾く。
ユーリの意志とは別に、勝手に攻撃する魄翼は会話中も容赦がない。
「貴女は私を助けようとしている!そして、なにより私が貴女を助けれるようにするために、自身の攻撃を知らせている!」
「っ......。」
「もっと、素直になってください!頼ってください!...貴女の騎士達を!!」
振るわれた魄翼の両腕を、片方は回避し、もう片方は切り払う。
「......助けて....ください....。」
「....!」
「助けてください!!私を、もう、これ以上何かを壊させないで...!」
魄翼による大きな一撃と共に、ユーリはそう叫ぶ。
「....御意に。...私は、貴女を助けるためにここにいるのだから....!」
その一撃を大きく避け、私はそう叫んだ。
「さぁ、行きますよ!!」
まだまだ、私は...私達は戦える!!
=out side=
「っ.....!」
「これは....。」
完全にビルなどが破壊され、荒地となった市街地で、椿は唸る。
「なんて戦いなの...。一撃一撃が砲撃魔法並よ。」
「それを、あの騎士はほぼ一人で凌いでいる...。」
プレシアとリニスが、司のサーチャーによって送られてくる映像を見てそう言う。
「....あれ?」
「どうしたの?ヴィヴィオ。」
そこでヴィヴィオが何かに気付く。
「...あ、この人、サーラさんじゃ...。」
「あれ?知り合いなの?」
ヴィヴィオを代弁するように呟いたトーマの言葉に、葵が聞き返す。
「うん。偶にパパの家に来たりするよ。...そう言えばユーリさん?」
「....ヴィヴィオ、これ以上未来の事は言わないで。」
どんどん未来の事がばれてしまうので、椿がストップをかける。
「(あ、余計気になる所で切っちゃった。)」
しかし、そのストップでは全員が余計に気になってしまうのだった。
「....本当に様子を見ているだけか?」
「当然よ。貴方も見て分かるでしょう?この戦いには割込めない。」
「...確かにそうだな。」
唯一気絶していなかったクロノの言葉に椿はそう返す。
「っ、見つけた!」
「優
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