第四十九話 井上中尉!和歌山でファミコン勝負!!その十一
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「人が開発したゲームです」
「それならですね」
「人が解決出来ます」
必ずというのだ。
「そう出来ないゲームはありません」
「だからですね」
「そうです、何があろうとも」
「このゲームを」
「クリアします」
井上は強い声で言った。
「これより」
「わかりました、それでは」
瞬は井上の言葉に頷いた、そして。
勝負がはじまった、ここでだ。
まずはステージ一からだった、このゲームはステージ十まではどのステージからはじめるか選べるが四人共順番よくすることにした。
「よし、いきなりな」
「鬼の様にむずいぜ」
二人はステージ一をしながら言った。
「っていうか何だよこれ」
「普通のロードランナーと全然違うぞ」
ゲームシステムは同じでもだ。
「えげつねえな、おい」
「ガチ鬼ゲーだな」
「画面が二倍になっただけじゃないな」
普通のロードランナは横に二画面だ、しかしチャンピオンシップは縦もある合わせて四画面の構成になっているのだ。
「ステージ構成自体がな」
「ガチ鬼だ」
「作った奴が頭捻って造り出したな」
「激ムズステージだ」
「しかもそれが五十ステージ」
「ちょっとこれないだろ」
「ロードランナーのエディトが最悪の結果になってるぜ」
「簡単にクリアーしたい奴にとってはな」
それこそである。
「赤ん坊は大人しく普通のやってろってか」
「普通のロードランナーやれっていうのか」
「そういうことか」
「そしてそのゲームをか」
「クリアーしろっていうのか」
「ああ、これは素人さんには無理だぜ」
高橋さんが言って来た、マイクを持っている右手の小指を立たせて。
「御前等にクリアー出来るか」
「それ考えて出した訳じゃねえだろ」
「俺達への嫌がらせで決めたんじゃないよな」
「作者の思いつきだ」
それでこのゲームになったというのだ。
「三秒で考えた」
「ファミコンロッキーみたいにやろうと思ってか」
「それでか」
「このレジェント鬼ゲーにしたんだな」
「ノーマルじゃなくて」
「普通のロードランナーは簡単だろ」
それこそと言う高橋さんだった。
「まだな」
「ああ、まあな」
「あっちは簡単だな」
「同じくハドソンから出ていたナッツ&ミルクといいな」
「こっちも名作だぜ」
「しかしだよ」
チャンピオンシップロードランナーはというのだ。
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