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FAIRY TAIL ―Memory Jewel―
第1章 薔薇の女帝編
S t o r y 1 0 Your future is ending ?
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ルーシィに追いついたコテツは爽やかでやわらかい笑顔でルーシィに笑いかけた。それとは裏腹に、ルーシィはどこか浮かない顔をしていた。
「んー?どうしたのルーシィ?」
「ねぇ……ロキと、何話してたの?」
「んーっと、ロキがこれから会いに行く女の人の魅力についてさんっざん聞かされてた。」
「えぇっ!?」
「これから会いに行く女の子はものすっごく美人さんだし、すっごくお金持ちだし、すっごく優しいし、すっごく……」
どこか不安気に尋ねるルーシィにコテツは自然に明るく答えた。その答えにルーシィは驚嘆の声を上げた。そしてデタラメをすらすらと自然な感じで、たった今ロキにさんざん聞かされたかのように振舞って話す。
話していくうちに、どんどんルーシィの眉間のシワが深くなっていった。
(後でちゃんとロキに謝っとかないとな……。)
「全くもぉ……相変わらず女たらしなところは全然直らないんだからぁ。ハッ!てか、アイツ今何人の女の子と付き合ってるのかしら!?あーもう!今度問い詰めてやんないと!」
コロコロと表情を変えて自問自答を繰り返すルーシィを隣で見つめながら、コテツは心の中で、誰にも聞かれることのない心の中で、小さく小さく呟いた―――――。
(―――ゴメンね、ルーシィ。―――――ゴメンね、許してね。)
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