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FAIRY TAIL ―Memory Jewel―
第1章 薔薇の女帝編
S t o r y 1 0 Your future is ending ?
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!お願い!」
「もちろんさ!女性を殴る趣味は無いけど、今回は仕方ないかな。」
「あのねー。」

獅子(ライオン)のたてがみのように逆立った髪に青いレンズのオシャレなサングラス、どこかのホストが着ていそうなスーツ姿の黄道十二門の中で最強の星霊、獅子宮のレオ(ロキ)だった。
ロキはチェルシーに向かって駆け出しながらゆっくりと目を閉じ、固く握り締めた拳に金色の光を纏う。

王の光(レグルス)よ、我に力を……」

そして、頃合い(タイミング)を見計らって閉じていた目をカッ!と見開いた。それはまるで、獲物を見つけた獅子のよう―――――。

獅子王の輝き(レグルスインパクト)っ!」
「キャアアアアアアアアアアアアアア!」

殴り飛ばされたチェルシーはその場に倒れ込んだ。そして戦力外になっていたグラミーは、

「ルーシィキック!」
「あーーーっれーーーーーっ……」

ルーシィの蹴りを顎に食らいその場に倒れ込んだ。

「……ふぅ。これで一先ず安心だね。」
「そうね。……あ!ウェンディ達の居場所聞き出すの忘れてたーっ!」

1番の目的をすっかり忘れていたルーシィは頭を抱え込んだ。コテツもルーシィの言葉を聞いて思い出したようにハッ!となったが、倒れているグラミーに歩み寄り肩を揺らして無理矢理起こすと、

「ねぇねぇ、僕達の仲間の居場所、教えてくれる?」
「ふぇーっ……?えーっとねーっ……地下の牢屋だよーっ……。」
「地下の牢屋だね?ありがとう。」

……普通、いくら敗れたとはいえ簡単に明かさないのが当たり前なのだが・・・ルーシィキックが相当強烈だったのか、目を回しながらもグラミーは教えてくれた。

「ルーシィのキック、相当効いたみたいだね。」
「うーん……褒められてる気がしない。」
「僕ならいつでも蹴られてあげるからねっ。」
「バカなこと言わなくていいから。」

褒めてるつもりでコテツは言ったのだがルーシィにはそんな風には感じず、ロキの言葉を慣れた手つきであしらった。

「それより、サジタリウスもロキもありがと!ゆっくり休んで。」
「お役に立ててよかったであるからしてもしもし。」

サジタリウスはルーシィと、()()()コテツに敬礼すると星霊界に帰っていった。

「ほらロキ。出番が最後だけだったからとはいえ、アンタも疲れてるでしょうから早く星霊界に」
「あ、僕はこのまま残るよ。この後女の子達との約束があってね。」
「またアンタは勝手に!」
「大丈夫!今はもう僕自身の魔力でこっちに来てるから。」
「全くもう……。」

勝手なことをするロキに向かってルーシィは頬を膨らませる。

「まぁいいわ。それよりコテツ!グラミーは地下牢屋って言ってたのよね!?
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