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FAIRY TAIL ―Memory Jewel―
第1章 薔薇の女帝編
S t o r y 1 0 Your future is ending ?
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「やっぱそーなるのか……。」
「あい。それがナツだから仕方ないよ。」
ナツの言葉にガックリと項垂れるアオイをハッピーが励ます。
「まっ、その辺歩いてりゃぁ皆と合流できるかもしれねェからなんとかなるだろ。」
「何でそんなポジティブ思考で考えられるんだよお前はァ!?」
呑気なナツの言葉にアオイがツッコむ。
「おしっ!急いでウェンディ達を探すぞハッピー!アオイ!」
「あいさー!」
「ったく。しょーがねェな。」
駈け出すナツをハッピーが飛んで追いかけた。アオイは追いかけずに、2人の後ろ姿を見つめながら唇を強くかむ。
(……バカ!
私
(
・
)
のバカ!まだダメだよ
私
(
・
)
!ナツにもハッピーにも、他の皆にも―――――!まだ言ったらダメ
な
(
・
)
の
(
・
)
っ!)
爪が食い込むほど両拳を握り締める。
「おーいアオイー!」
「!」
自分の名を呼ぶ声にハッ!と我に返り顔を上げた。少し離れたところでナツとハッピーが不思議そうにこっちを見ていた。
「なーにしてんだよー?」
「アオイー!早く早くー!」
笑顔で自分の名を呼んで、自分のことを手招きする2人の姿に、苦笑しながら肩を竦めたアオイは、急いで2人の後を追った。
―1番通路―
「
天秤座
(
ライブラ
)
の天秤に命ずる・・・邪なる標的の重力を変えよっ!」
呪文のようにコテツが唱えると、
天秤座
(
ライブラ
)
の天秤が左に傾き、
「わーっ!」
「くっ!」
グラミーとチェルシーの体の重力を重くした。
「ルーシィ!今のうちに!」
「わかってるわよ!」
コテツの言葉に頷きながら、ルーシィは腰にぶら下げている鍵束から、金色に光り輝く1本の鍵を取り出すと、
「開け!人馬宮の扉!サジタリウス!」
地面に金色の魔法陣が展開し姿を現したのは、馬の被り物を身に着けて弓矢を構えた、「〜もしもし」という言い回しが特徴的な黄道十二門の星霊の1体、人馬宮のサジタリウスだった。
そして、星霊を呼び出す時に恒例の―――――
「やっほーサジタリウス!
久
(
・
)
し
(
・
)
ぶ
(
・
)
り
(
・
)
だ
(
・
)
ね
(
・
)
!」
「コテツ
さ
(
・
)
ん
(
・
)
も、お元気で何よりであるからしてもしもし。」
「だーかーらー!何なのよその関係ー!」
コテツと星霊達の不思議な関係に声を荒げるが、
「ハッ!そんなことよりサジタリウス!狙いはアイツ等よ!」
「了解でありますからしてもしもし。」
本来の目的を思い出した、
主
(
あるじ
)
であるルーシィの言葉に頷くと、サジタリウスは狙いを定め、一直線に矢を放った。―――――が、
「シェシェシェシェシェ。」
「!?」
「それがしの矢が……!」
放たれた矢は、口しかな
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