episode6 ーQueenー
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、二体のユニオンモンスター。ユニオン合体と特殊な融合方法を持つモンスターたちだが、パーツが足りない。
「俺はまだ召喚を行っていない。手札から〈V_タイガー・ジェット〉を召喚!そして、フィールドのVXを除外し、合体しろ!〈VX_タイガー・カタパルト〉!」
〈VX_タイガー・カタパルト〉☆6
ATK/2000
変形、合体。二体のモンスターが連結し、新たなモンスターとして現れる。少年の心を擽るような演出に、遊戯先輩がおおっ!と嬉しそうな声を上げた。
「さらに〈融合識別〉を〈ドラゴン・ヘッド〉に発動する。融合デッキの〈XYZ〉をオープンし、このターン対象モンスターを融合素材とする場合、〈XYZ〉として扱う!さぁ、合体だ!〈VX〉と〈ドラゴン・ヘッド〉を除外し、融合合体!出でよ、〈VXXYZ_ドラゴン・カタパルトキャノン〉!」
〈VXXYZ_ドラゴン・カタパルトキャノン〉☆8
ATK/3000
「うわっ……凄い」
悠然と佇むその勇姿を見上げ、思わず感嘆の声を漏らしていた。
召喚自体が困難なはずのVXXYZをわずか1ターンで、しかも相手の妨害がある状況下でだ。この人、強い……!
「天上院くん、済まないが〈サイバー・ブレイダー〉には召喚早々に退場してもらう!〈VXXYZ〉の効果発動!〈 サイバー・ブレイダー〉をゲームから除外する!」
「くっ……!」
〈VXXYZ〉の両肩に取り付けられた砲塔が、明日香さんの〈サイバー・ブレイダー〉を補足し、砲口にあらゆる障害を消し飛ばすエネルギーが収束されていく。これが決まってしまえば、相当の痛手。緊張で汗が頬を伝う。
「そう思い通りにいくと思って? リバースカードオープン!〈スキル・プリズナー〉発動!〈サイバー・ブレイダー〉を対象した〈VXXYZ〉の効果を無効にする!」
凄まじい轟音を響かせ、エネルギー砲がサイバー・ブレイダーめがけ発射。しかし、ブレイダーは、目の前に発生した力場によって消滅を免れた。
「ならば、バトルだ! 〈VXXYZ〉で〈サイバー・ブレイダー〉を攻撃! VXXYZ_アルティメット・ディストラクション!!」
「〈サイバー・ブレイダー〉の効果により、戦闘破壊を免れるーー」
エネルギーの奔流がサイバー・ブレイダーめがけ放たれる。戦闘破壊こそされないものの、ダメージを受けるのは確実。だが、攻撃が放たれる瞬間、先輩が伏せていたもう一枚のカードが表になった。
「ーーなんて言うと思ったかしら? 甘いわよ!」
「なにっ!?」
「リバースカードオープン!〈ギブ&テイク〉発動!万丈目くん、あなたのフィールドに〈ブレード・スケーター〉を守備表示で特殊召喚し、ターン終了時までそ
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