暁 〜小説投稿サイト〜
バトルスピリッツソウルコロシアム
プロローグ
[1/2]

前書き [1] 最後 [2]次話

 毎日が暇すぎて生きる意味がわからなったよ全く。

 俺?俺は火野紅汰(ひのこうた)。19歳の無職だ。え?なんで無職なのかって? 気にするな!

 とにかく、バトル系が大好きな二十歳を迎える社会人だ!

 で、どういう状況かって話すところだったな。まず場所は東京で……え?今何してるかを話せだって? わかった。俺は今、ガラクタを漁ってる。これを使って動物像を作るんだ。主に竜とか。

 ゴミ箱を漁ってる中、俺はあるものを見つけた。

 「なんだこれ?」

 俺は赤く光る謎の石を手に取った。綺麗だ……。

 ま、ゴミ箱に入ってたし、盗みの内に入らないよな。そう思った俺は石をポケットに入れて帰った。

――――――――――――――――

 俺の家は少しボロくさいが住み心地は個人的にいい。家賃はなんと毎月8000円! 安いだろ?
 

 「たっだいま〜!」
 帰宅したのはいいけど部屋の中はガラクタだらけ。まぁすぐ作るからいいけど。
 さて、今日のMVPはこの石! でも使うの勿体ないな。

 そんなわけで、引き出しに入れることにした。
 「よし、作るか」

 俺が今作ろうとしてるのはこの赤い竜の像。名前は龍皇ジークフリード!

 え?日本人なのに東洋にいそうなネーミングだって?いやぁ、外国から輸入された伝説とか読んだらこんなネーミングになってな。近所から「変な名前」ってよくいわれるんだよな〜。

 っと、そう語ってるうちにもう両腕が出来た。これは結構出来がいい。さ、このまま体と足を作っちまおう。

―――――――――――――

 現在時刻、フタサンマルマル。もうこんな時間だ。予定通り足と体が出来た。おまけに尻尾も。

 最後は頭だ。これをくっつければ完成だ。

 慎重に頭をくっつけた瞬間、引き出しが光った。
 「な、なんだ!?」

 引き出しを引いたら、あれ?光ってるの石だった。

 でもさっきのと光が強い。

 さらに石は強く光だし、意識を失った。

―――――――――――――
 
 目を覚ませば真っ白な空間。間違いなく俺の家じゃない。ここどこだ?

 「気が付いたようだな」

 なんだ?だれかいるのか?

 「ここはどこだ!教えてくれ!誰でもいい!」

 そう叫んだとき、後ろに大きな影が俺を包んだ。

 「落ち着け。見苦しいぜ」

 後ろ振り向けばでっかい赤い龍がいた。



 「うわあああぁぁぁぁ!!」

  なんだこの怪物!?でっか!

 「おいおい初対面で怪物なんてお前ひどいな。俺には名前があるんだぜ?」

 何故読めた!?てか名前?

 「だって、ここはお前の心の中だぜ?読めるも何も、ここではお前の心の声が
前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ