11部分:第十一章
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「そう簡単にはのう。やられんぞ」
「さて、どうなるかな」
内心先生達を応援しだしている小田切君であった、
「無事であって欲しいけれど」
「さあ、はじまりじゃ」
ここで博士が言った。
「祭がのう」
「とんでもないことになりそうなのに祭か」
「博士らしいね」
今の博士の言葉を聞いたライゾウとタロの言葉であった。
「全く。どうなるやら」
「核爆発で古都が消えなかったらいいけれど」
「その辺りどうするのかな」
小田切君もまずそのことが気になって仕方がなかった。モニターに映っている先生達を見てそのうえで不安な顔になっていた。
「先生達も」
「そこが見ものっていえば見ものなんだけれどな」
「どうするのかな」
ライゾウもタロも固唾を飲んで見守っていた。そしてその先生達は。その行進をしながら迫り来るその二千のマスコットと対峙しつつ今構えを取った。
今田先生は右手に、今日子先生は左手にそれぞれステッキを持つ。そのステッキを前に肩の高さで突き出しそのうえで言うのであった。
「じゃあまずは今日子ちゃん」
「あの魔法ね、香織ちゃん」
「ええ。それを使うわ」
こう二人で言い合う。そして。
「ニュークリアストリーム!」
「行くわよ!」
二人はそれぞれのステッキから嵐に乗せて七色の光を発した。虹色の光はまさに嵐となって吹き荒れる。だがそれは只の光ではなかった。
光の嵐が消えた後で博士は。映像を見ながら言うのだった。
「むっ!?これは」
「どうしたんですか博士」
「マスコット達の中に搭載されている原爆の核が分解されておる」
こう言うのである。
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