1部分:第一章
[2/2]
[9]前 最初 [2]次話
設計、開発したスーパーコンピューターの席の後ろで。
なおこのスーパーコンピューターの性能はまさに神である。たった一台で全世界に災厄を与えることが可能な程のコンピューターである。
そのモニターに映る新しい顔は。やはりこの人であった。
「博士、お昼寝中だったんじゃ?」
「今起きたのじゃよ」
こう小田切君に答える博士であった。
「今しがたのう」
「そうだったんですか」
「前に少し考えておったんじゃがのう」
話を単刀直入に切り出す博士であった。
「このマスコットキャラじゃ」
「はい。全然可愛くないですよね」
「じゃがそれがいい」
ここでこう言い出す博士であった。
「それがのう。実にいいのう」
「こんなのがいいんですか?」
「巨大ロボットには丁度いい」
モニターに映るその不気味な姿を見ながらの言葉であった。
「前に言ったが戦闘員のように大量に作るのも考えておる」
「巨大ロボットだけじゃなくてですか」
「それだけでは面白くない」
これが博士の行動の根幹であった。面白いかそうでないか、この博士はそれを基準にしてありとあらゆる災厄を引き起こしているのである。
[9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ