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ソードアート・オンライン 〜story of Liebe~
第3話
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っと・・・人とはぐれてしまっただけで暇じゃないんです・・・すみません失礼します・・・」
これで諦めてくれるよね・・・?えっ!?
高校生組は立ち去ろうとする木綿季の腕を掴み引き戻した。そして人気のないところに連れて行こうとする。
「何言ってんの?どうせその人探すまで暇なんだろ?んなこと言わずに遊ぼうぜ?」
怖い・・・怖いよ・・・。だ、誰か助けて・・・?
周り高校生数人が木綿季を笑みを浮かべながら囲みこみ、周囲の視界を塞ぐ。通路を歩く人は自分は巻き添えになりたくないためか見て見ぬふりをする。赤の他人を怪我をしてまで助ける人なんて実際いないのかもしれない。だが、助けを求めている人が、赤の他人でなかったら?その人が友達だったら?ましてやそれ以上の存在だったら助けずにいられるだろうか?
「おい、てめぇら何してやがる?」
いや、助けずにいられないだろう
「あ?邪魔しないでくれる?」
「おいクソガキが何の用だ?」
篠崎蒼空は見捨てたりはしない。そういう性分だからだ。
「そいつ、俺の連れだから返してくれないか?」
「そうか、なら今返してやるとはならねーんだよバカが!」
数人のうちの一人が襲い掛かってくる。その男は長身で大きな体をしているため、一発当たればひとたまりもないだろう。
「やっぱりそうなっちゃいますか?なら仕方ない」
だが一発当たればの話だ。蒼空は殴りかかってくる男を避け、隙のできた男のみぞおちに一発重い一撃を与えた。
「こうなったら実力行使だ!お前ら全員相手してやる!」
怒気を加えて言うと残りの高校生達は怯え始めた。
「おい、あいつが一発でやられるとかこの状況やばいって!?」
「チッ、仕方ねぇ。あのデカブツ連れてずらかるぞ」
と言って木綿季を放置しそのまま大男を抱きかかえながら路地に消えていった。すぐに木綿季の元に駆け寄って様子を伺う。
「木綿季!!よかった、怪我とかはないみたいだな・・・」
「・・・・なさい」
「?どしたユウk「ごめんなさい!!」ちょ、おい!」
突然謝りながら木綿季が抱き着いてきた。
こりゃ、相当怖かったんだな。無理もないか、あんな男数人に囲まれてたら誰だってこうなる。
「もう大丈夫だし、怪我がなくてよかった。次からは気を付けろよ?」
「うん、ありがとう・・・蒼空」
そりゃ怖かったからこんなに大人しくなるのはわかるけどなんかすげーグッとくるものがあるんですけど。たまにはこういう木綿季を見るのも悪くないな。
「・・・なに笑ってんのさ」
「いや、こういう木綿季も珍しいなと思ってな」
さっきの行動を思い出したのか木綿季の顔が赤くなり始めた。
「う、う
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