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ガールズ&パンツァー もう一人の転校生  【リメイク】
原作編
二回戦 当日
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十字路を塞ぐのはいい案だったけど、数間違えたら意味ないね」

「さやね。どこまで知ってるの?」

「どこまでって、本当は、このあと挟み撃ちにして決着をつけようとしたってところまでかな」

ほとんどすべて知ってるんじゃん!
さやねって何者なの?
本当はアンツィオ高の生徒なんじゃないの?

「あっ!カルロベローチェが!!」
「やられちゃった・・・」

たしかにやられてるね。
でもさやねも裕香も、今応援すべきは大洗だから!
ここで負けたら終わりなのわかっているの?

「それにしても、三号とセモベンテがいい勝負してるね」

あそこまで競えるのはなかなか凄いよ。
亜依も見る目あるね。
フラッグ車はどうなってるのかな?
・・・・・・え〜と、一体どうしてるこうなったの?
なんでフラッグ車が並走してるの?
それにしても生徒会チームの砲手は下手だね。
あの距離なら走りながらでも当てられるよ。

「このままだと追い込まれちゃうよ」

裕香の言う通りだけど!
追い込まれるのはアンツィオだから!
大洗じゃないから!

「あっ!」

「どうしたの?」

私は絵里が見ているところを見ると、そこには相討ちになった三号とセモベンテがいた。
そして、『試合終了。大洗女子学園の勝利!』
まぁ、見てられない試合だったけどよくやった方だと想うよ。

「梨華。このあとの食事会どおする?」

「裕香は行く気満々だねぇ」

亜依と裕香ってこう言うときは意気投合するんだね。

「二人で行ってきていいよ」
私は今日の試合に出てないしね。

「そう。でもあちらアンツィオは来てもらいたいみたいだよ」

亜依の見る方向にはアンツィオの生徒がいた。
試合直後だというのに、よく私たちがいるのに気付いたよね。

「本当、仕方がないわね」

たまにはいいかな。
こういうのも!

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