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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL14 紅の鋼狼
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シュテルとの戦いから翌日。

「………まだ6時半」

土曜日でもあるその日、学校は休日であったが珍しく平日よりも早く目が覚めた。

「………」
「むにゃ………」

布団から出て焔とユリの様子を覗いてみる。まだ2人とも気持ち良さそうに寝ていた。

「ありがとな………」

そう小さく呟き、部屋を出た………











「おはよう………」

洗面所で顔を洗い、寝癖を直してリビングに向かう。

「おはようございます」

リビングにはテレビの近くのソファーで飲み物を飲みながら本を読んでいたシュテルと、料理をしているディア、それを楽しそうに手伝うユーリの姿があった。

「おっはようございます!!」

そんな中続けざまに入ってきたのはアミタだ。休日だと言うのに朝からとても元気である。

「零治君早いですね」
「何か目が冴えちゃってな。昨日のバトルの影響かも………」

そう呟きながらシュテルを見る。シュテルは何時も俺より早く起きているが、もしかしたらシュテルも俺と同じかもしれない。

「まあいいか。さて、テレビでも………」

そう言いつつ、シュテルの近くのソファーに座ると、シュテルがビクっと反応したのをソファーを通して伝わった。

「?」

不思議に思い、シュテルの様子を見るが特に変わった様子も無かったので。気にせずテレビに集中する事にした。

「あっ、可愛いですね〜!!」
「ゴールデンレトリーバーか………しかし賢いなぁ………」

付けたテレビで丁度やっていたのは毎回この時間にやるニュース番組の犬のコーナーだ。日本全国を周りながらその土地に住む犬のペットを紹介する内容で今年で10年目とかなり人気のコーナーだ。

「この研究所にもペットがいても良いと思うんですけどね………」
「庭も広いし、確かに居ても良さそうだよな……家に居る事の多いユーリも嬉しいんじゃないか?」
「そうですよね!!飼うとしたら大型犬ですかね?」
「いや、一応ユーリの事を考えて小型犬のほうが良いかもな。家の中でも飼えるし、何より可愛いし」
「………零治君って意外と可愛いもの好き?」
「………い、いや、犬なんて飼った事ないし、色々と考えた上でだな………」
「はいはい。分かってますよ〜」
「いや、だからな、俺は決して………」
「分かってますって〜」

とニヤニヤしながら話すアミタの言葉には説得力が無い。キリエが起きてくれば直ぐにでも話しそうだ。

「わ、私は猫の方が良いと思いますよ………?」

そんな会話をしていた俺達に突然シュテルが加わってきた。

「本読んでたんじゃなかったのか」
「ち、近くだったので聞こえてきたんです!!別に2人の会話が気になったとかそんな
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