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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL14 紅の鋼狼
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戯れさせてくれるって」
「ボクも行く〜」
とまだ完全に目覚めていないレヴィが答える。明日休みだからと昨日は夜更かししていたらしい。
「私も行きたいです………」
そんなレヴィにユーリも便乗した。
「良いぜ、せっかくだし皆で行くか。なあシュテル?」
「はい………」
良い案だと思ったが、シュテルは少し不満そうだ。
「ならば昼食を持って出かけるか。今日は暖かいし丁度良い」
「ピクニックだね!!レイ、キャッチボールしよう!!」
「グラブ持ってないぞ?」
「多分研究所にあるよ」
「多分かよ………まあ良いけど」
最悪素手でも大丈夫だろう。
「シュテル、それで良いよな?」
「………良いですよ」
「やったー!じゃあボク、早速グラブ探してくるね!!」
シュテルの返事を聞き、レヴィが元気よく部屋を出て行く。
「何か機嫌悪い?」
「別に………」
そう答えるシュテルだったが、やはり不満そうだった………
「近くの公園にピクニック?」
折角なのでフローリアン姉妹も誘う事にした。
「良いですね、行きましょう!!せっかくだしお父さんも気分転換がてら呼んで………」
「それは良い考えかも」
「私、ちょっと行ってきます!」
とそう言ってアミタは博士の元へ向かった。
「そう言えば零治君が来て初めてじゃない?皆で出掛けるの」
「確かにそうだな………」
1度来たばかりの時に皆で出かけたショッピングモール以来だ。しかも今回は博士も連れて行くようなので本当に全員参加となる。
「楽しみだ………」
有栖家では家族全員で出掛けた覚えがない。何時もおばさんは俺がいると一緒には行かず、残る事が多かった。その為全員で行動する事が無かったのでとても楽しみだ。
「それでは早速我は昼食の準備をしよう。出掛けるのは2時間後位で良いか?」
「よろしく王様」
キリエにそう伝え、ディアは早速昼食作りに取り掛かる。
「王、手伝います」
「私も!!」
そう言ってシュテルとユーリも付いて行く。
「2時間か………少しブレイブデュエルでもして行くか………」
「マスター、出掛けるのにデュエルするの?」
「時間があるからな。それにディア達の足を引っ張る訳にはいかないし、もっと精進しないと」
「そうね………」
ユリと焔と共にグランツ研究所のデュエルエリアまで移動する。
まだ9時を過ぎたばかりだが休日の影響か、思ったよりも人が多い。
「あっ、零治君!!」
そんな事を思いながら中に入ると、受付をしていた研究員のお姉さんが声を掛けてきた。
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