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魔法少女リリカルなのはINNOCENT ブレイブバトル
DUEL14 紅の鋼狼
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理由じゃないですよ!!」
「おい……」

俺の追求に慌ててか自分の内を全て話すシュテル。しっかりしてるように見えて慌てるとボロが出るようなタイプのようだ。

「まあ気になりますよね。犬と猫で好みも分かれますし。私はどっちも好きですけど強いて言えば犬ですかね」
「私は猫です!」
「まあシュテルはな………」

あれだけの数の猫が懐いてくれるのなら犬派も猫派になりそうだ。ただし懐いてくれれば……だが。

「むっ、レイはどっち派ですか?」
「俺か俺もどっちも好きかな」
「それは私も同じです。強いて言うならってことです」
「犬」
「即答ですか!?」
「だってあの時引っ掻かれたし………」

あの近寄るなと言わんばかりの引っ掻きは初めて猫に触れ合おうとした俺には少々トラウマになっていた。
嫌いや苦手とまではなっていないものの、進んで触れ合いたいとは思えない。

「あの時は皆知らない人が近づいて警戒しただけです!次会いに行けばもっと仲良くなれるはずです!」
「そんなもんかね………?」
「間違いないです!だったら早速今日一緒に公園に行きましょう!!」

そんな会話をシュテルとしている中で、呆気にとられているアミタに気が付いた。

「どうしたアミタ?」
「いや、シュテルが積極的過ぎて驚いちゃって………」
「言われてみれば………」

今までシュテルから誘いがあった事はほぼ無く、デュエルさえ俺がお願いして頼んでいたのが殆どなのだ。

「わ、私は別にレイに猫好きになってほしいと思っただけで別に他意は………」
「他意?」
「あっ………」

俺が聞き返すともごもごと俯いてしまった。

「あまりシュテルを虐めるな」

そんなシュテルの反応を見ているとディアがエプロンを外しながら後ろから話しかけてきた。

「レイは朝食の準備の手伝い、アミタとシュテルは寝ている者達に声をかけてきてくれ」
「ういっす」
「了解」
「分かりました」

エプロンを外し、ユーリと出来た朝食を運ぶディアに指示され、俺達はそれぞれ動いた………








「ふぅ………相変わらず美味しいご飯でした………」
「それは良かった。今日はユーリも料理を作ったのだぞ」
「マジか、ディアにも負けないくらい美味しかったぞ」
「えへへ………お粗末様でした」

と嬉しそうに言うユーリ。本当に可愛い妹の様な子である。
今日の朝食はバターロールにベイクドエッグ、ベーコンと豆のサラダにヨーグルトなど、ホテル顔負けの朝食だ。昨日は筍ご飯だったし、ディアは朝食でも手を抜かない。

「さて、シュテル何時行く?」
「そうですね………少し食休みしてから行きましょうか」
「どこ行くの〜?」
「シュテル行きつけの公園。猫と
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