第28話復讐の炎を脱ぎ捨てる時
[2/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ナさんを恋バナに引きずり込もうとする。確かにあんなくっついてたらそう思うけど、それでどうしてストレートに結婚まで行くかね?精々恋人からスタートして愛を育み結婚だろ?でも誰の目から見ても両想いなのは解る。それでも自分達の間では自覚がないんだろうな。あれで無自覚両想いってタチ悪いなーーー
「じゃ、じゃあ二人はいないの!?好きな人!!」
「う゛っ、見事にカウンターくらっちゃった・・・どうしよう?」
「知らねー」
アスナさんの見事なカウンター恋バナに戸惑う未来。オレに助けを求めるが面倒な事になりそうだからパス。恐らくこの世の恋バナにはこのような光景はたくさんあるのだろう。そもそも男がいる空間でする話じゃないだろーーー
「そうだ!お兄ちゃんから言ってよ!あたしもその後話すから!」
何でそうなる。元々お前が始めたんだろ未来。なんかアスナさんも興味あるみたいな目でオレを見てるけど、男の恋バナ聞いてお前面白いか?
「なんなんだよお前メンドクセー。別にオレ恋愛なんてしたこと・・・」
ーーー大好きだよ、竜くんーーー
ーーーそういえば、亜利沙の事はどう思ってたんだろう。自惚れてるかもしれないけど、亜利沙は確かにそう言った。だったらーーーオレはあいつをどう思ってたんだろう?
「・・・ごめん、お兄ちゃん」
「ライリュウくん?」
「別にいいよ。多分オレは恋愛経験なんてないと思うぞ?」
事情を知ってるのは未来だけ。アスナさんは《リトルギガント》に一回だけ会った事あるけどーーーあいつらの詳しい所までは解らないと思う。オレは恋愛経験ゼロって言ったけど、正直自分でも解らない。複雑だよな、こういうのーーー
******
なんとかあの恋バナタイムを終わらせる事に成功した。その間、約40分。キリトはもうとっくに訓練に出発したことだろう。
そして今オレ達は午後のティータイムを満喫している最中だ。流石は《料理スキル》をコンプリートしたアスナさんだ。紅茶一つに手を抜かないその姿勢、モンスタークッキングの未来とは全く違うなーーー
「あれ?そんな・・・どうして!?」
「アスナさん?」
「どうしたんだよ?急に声出して・・・」
ティーカップをテーブルに置いた瞬間アスナさんが突然おかしな声をあげた。どうやらシステムウインドウを見てるみたいだけどーーー
「大変なの!フレンドリストからゴドフリーの反応が消えてる!」
「はぁ!?」
「ゴドフリーさんが?まさか・・・」
ゴドフリーがーーー死んだ?そんなバカな。あのおっさんはキリトと一緒にこの層の迷宮区に訓練に行ってるはずだ。今となってはこの層はそこまで難易度は難しくない。キリトがいるならなおさらだ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ