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転生とらぶる
機動戦艦ナデシコ
番外編057話 その頃の技術班
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なの?」

 SEED世界が出身のマリューの言葉に、レモンは少し悩む。
 分類としては先程の技術者と同じような形なのだが、実際に運用された実績があるシステムというのは魅力的だった。だが……

「確かにミーティアはいいかもしれないわ。ただ、ちょっと大き過ぎるのよ。全高100m近く、全幅60mオーバー、重量500tオーバー。……とてもじゃないけどシャドウミラーの機体には合わないわ」

 シャドウミラーの機体は基本的にほぼ全てがブラックホールエンジンで動いており、それによるグラビコン・システムで重量が軽減されている。
 そこに500tオーバーの追加兵装を身につけるというのは、機体重量が重くなり過ぎるというのがレモンの感想だった。
 また、全高100mともなれば、敵にとってはいい的となる。
 バリアの類がある以上、ある程度の攻撃に備える事は出来る。だが、それでも負担を掛けないに越した事がないのは事実だ。
 そう説明すると、マリューも小さく溜息を吐いて口を開く。

「そうね、ちょっとシャドウミラーには向かない兵器だったかもしれないわね。それだけ大きければ特機よりも大きな的になってしまうし」
「特機? 特機ですって?」

 ポツリ、と呟かれたマリューの言葉。
 それを聞いたレモンの中で、特機という言葉がヒントとなってアイディアが纏まっていく。

「特機程の大きさまでいかなくても、PTより大きければ……それに大きいという事は多少の機体サイズ差は関係なくなる。その辺の遊びを作れば……PTのパワースーツ? いえ、確かヒュッケバインMk-Vにはコアトルーパーという設計思想があったわね。そこまでいかなくても……だとすれば……機体その物を収納するという形なら? でも、それだとその兵装を使い捨てに? いえ、そこまでいかなくても、機体が脱出したら母艦に戻るようにAIを設定出来れば……なるほど、そう考えると機体性能に余裕のある大きさという事で、多少大きくてもある程度の余裕が……」

 独り言を呟きながら考えを纏めていくその様子は、何も知らない者にしてみれば驚きを覚えるだろう。
 だが幸い、ここにいるのは技術班の面子だけであり、そんなレモンの姿を見るのも始めてという訳ではない。

「でも、動力炉は……いえ、機体が大型になるのであれば、それこそそちらの方にブラックホールエンジンを……であれば、その分エネルギーにも余力が出来るから機体の攻撃力に回して、PTはコントロールユニットのような感じにすれば……そうなると問題なのはやっぱりコストね。それにシロガネとかだとあまり多く搭載出来ないというのも問題になってくるわ。だとすればニヴルヘイムでの運用がメインに? ……いえ、それこそ簡易型のシステムXNを使えばある程度は……なるほど」

 こうしてレモン
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