十三節:更に出会うは黒髪の少女
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」
ここで重要な件を聞いていなかった事を思い出し、慌ててグザへ問いかけた。
「『グザ』さ。お前さんは?」
「オレの名前は『チヨメ』ってんだ! 宜しくなっ!!」
曲刀使いの黒髪少女・チヨメはサムズアップして意気揚々と答え、グザを案内しながら小走りで主街区へむかい出す。
そんな彼女の背中を苦笑いしながら見やり……唐突にグザの顔が陰る。
「………………まさか………な」
それだけ言うと、大きく手を振って来るチヨメに手を振り返し、追い付けるようグザもまた小走りで進み出す。
この二人の出会いが、後の大事件の始まりだったという事に―――グザもチヨメもまだ見ぬ第三者も、まだ気が付いていないのだった。
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