第6話 決意の連続
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」
響希「そうですか、流石はイギリスの中でも高位とされるファーディナンド家のご婦人です。そうですねあなたともあろう方なら私どころか弥生さんの会社もすぐに消すことが出来るでしょう」
メアリー「何よ、分かっているじゃないそれならすぐに謝罪を」
響希「ただ私の職場にかなりコンピューターとか色々な裏の事情に詳しい奴がいるんです。そいつから聞きましてね何回もあるらしいですね、あなたの家がやっていた汚職の数々…中にはイギリス政府も知らないで消された大罪もあるとか…これをバラされたらどうなるでしょうね?」
メアリー「くっ…なんで…」
響希「そんな事はどうでもいいんですよ、俺はただ弥生さんに謝って欲しいんですよ。冷静で温厚な弥生さんがあれだけ怒るんです。亡くしたご両親の事を1番悲しんでいるのは弥生さんです、その事を馬鹿にしたような発言をしたんだ、謝れ!!」
メアリー「誰が…」
響希「では選んでください、このまま捕まってあなたの家と人生をどん底に落とされるのと、今後一切こちらに干渉しないでさっさとここから…日本から出ていくか」
俺は話しながらメアリーさんの前に立った、メアリーさんは怒って立ち上がり俺に向かってビンタしてきた。その手を俺は掴んだ。
弥生「え?…」
メアリー「え?…何で…見えないはずじゃ…」
響希「昨日手術したんですよ、俺が信頼している人から左眼を貰って…その人には感謝してもし切れない。申し訳ありませんね嘘をついてて」
メアリー「あ…あ…」
響希「危うく傷害です、早く立ち去れ。2度と弥生さんに関わるな!!」
そう言うと、急いで出ていった。出ていく時テンパり過ぎたのか言葉にならないことを喚いてから立ち去っていった。
響希「ふぅ…何とかなった…」
弥生「…」
響希「すいません弥生さん嘘をついてしまって」
弥生「響希さん…それよりもすいません、お見苦しいことを、そしてありがとうございます」
響希「気にしないでください俺もあの人の事気に食わなかっただけですから」
弥生「響希さんこちらに来てください」
言われるまま弥生さんの前に行き目線を合わせるためにしゃがむと弱々しくはあるが弥生さんがビンタした。俺は呆気に取られた、一瞬状況が飲み込めず呆然としていた。
弥生「どうしてあんなことしたんですか!!あの脅しが効かなかったらどうするつもりだったんですか!!それでもし響希さんにもしもの事があれば…私…どうすればいいんですか!!それにここまで一人で来て嘘ついて…心配したんですよ!?もしもの事があってたらって…もう…大切な人がいなくなるのは嫌なんです!!」
途中から弥生さんは泣いていた、俺に対して不満ではなく心配をぶつけて…弥生さんは俯きながら泣き続けている。
響希「弥生さん…顔を上げてください」
弥生「…はい…」
ゆっくりと顔を上げ
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