第27話オーバーロード
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「えっ!?何!?今の声!!」
「なんか頭に直接声が届いたような・・・」
「龍星兄!?」
「よう兄貴」
『兄貴!?』
そろそろ話せるかなって思ってた所だったぜ神鳴龍星。
「あ、どうでもいいけど紹介するよ。神鳴龍星、オレの三つ上の兄貴。SAOのサーバーにハッキング仕掛けてオレ達の《ナーヴギア》に声送ってんだ」
【どうも、そちらの名前だと・・・ライリュウとミラですね。二人の兄です。弟と妹がお世話してます】
「SAOサーバーにハッキング!?」
「龍星兄は超天才だから。それに前にもあった」
「いや超天才でもそんな事できないわよ!!」
「そんな長く出来ないみたいだけどな。出来てもこの疑似テレパシーくらいか?ちなみにオレ達の考えてる事駄々漏れだから」
『どんな化け物・・・?』
オレと未来全く同じ反応してんな。化け物って言われても文句言えねぇぞ?実際これ思考読まれてるんじゃプライバシーの侵害だし。
そんな事よりーーー聞いてたんだろ?最近オレに起こった現象の事。
【・・・話は聞いてたよ。というか、弟の脳波を計っていたから、気付かない方がおかしいよ】
「脳波を計ってた?」
「どういう事ですか?」
「脳波って事は・・・ライリュウ兄ちゃんの脳に直接関係ある事なの?」
脳波を計ってたーーー確か《メディキュボイド》って医療用VRマシンにオレの《ナーヴギア》を繋いでるんだっけ?それで脳波を計ってたのか?じゃあーーー原因は解ってんのか?
【10月18日、ライリュウの脳波が数秒間激しく動いた事があったんだ。それも今までにないくらい激しく】
「グリームアイズと戦ってた時だ!」
「その数秒間って、もしかしてあの超スピードでグリームアイズを圧倒してた時・・・?」
「速すぎて何がなんだか解らなかったよ・・・」
【超スピード・・・ライリュウから見たらどうだった?】
すっかりライリュウ呼びが定着したな。
オレから見たあの瞬間はほぼ間違いなくーーー
「止まって見えた・・・」
【やっぱりか・・・】
「やっぱりって・・・龍星兄心当たりあるの!?」
「あるなら教えてください!」
「使いようによってはライリュウが危険な物だって事は俺達にも解ります。お願いします・・・ライリュウは俺にとって数少ない友達なんです」
「お前ら・・・」
そこまでオレの事を気に掛けてくれるのか?何でだろうーーーなんか目が熱くなってきた。
【・・・いい友達を持ったな。原因はほぼ確実に・・・僕がライリュウの左腕を再生させるために投与した新薬だな】
『新薬?』
「それってこの前言ってたやつ?」
【そうだよ。恐らくあれが一番の
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