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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第496話】
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 無人機襲撃事件の翌日の朝、あまりいい夢を見た感じがしない俺は洗面所で顔を洗い、鏡に写った自分の顔を見る。

 いつもとかわりない、青みがかった白銀の髪に紅い眼の俺の顔が写っていた――夢の内容が断片的にしか思い出せないが、一夏と対峙していた気がする。

 濡れた顔をタオルで拭うと俺はそのまま洗面所を出て、ベッドの上に放置された携帯を手にとった。

 以前貰ったホテルの食事券、大会という事もあって誰と行くかを未だに決めていなかった俺。

 いい評判はあまり聞かないホテルだが、貰って行かないのも失礼だと思い、おもむろに携帯に登録されていたアドレス帳を眺める。

 男友達の連絡先が圧倒的多数の中、IS学園に入ってから徐々に増えてきてる女性の連絡先やアドレスを見――。


「……気付いたら、こんなに女の子と番号やアドレス交換してたんだな」


 昔からは考えられない状況に、思わず苦笑を漏らす俺、左手でテレビのリモコンを操ると室内に備わっていた投影ディスプレイにニュース番組が映し出された。

 昨日の襲撃事件がトップニュースだろうと視線を移すのだが、一向にIS学園襲撃事件のニュースが流されない。

 芸能人の離婚話や、政治家の失態、海外情勢とIS関連企業のニュースを少しやっただけだった。


「……どういうことだ?」


 その異様な感じが、俺に強烈な違和感を与えた――その時、手に握っていた携帯が鳴り始めてビクッと身震いしてしまう。

 画面を覗きこむと、其処には未来と映し出されている。

 考えるのは後にし、俺は電話をとると――。


『あ、ヒルト? 起こしちゃった……かな?』

「ん? もう起きてたから大丈夫だぞ? おはよう未来」


 そう返事を返すと、未来の声色が明るくなる。


『良かった。 ……おはよう、ヒルト。 んとね、さっき山田先生が来たんだけどね、昨日の襲撃事件に関わった全員が今日取り調べしないといけないらしいから、早めにヒルトに連絡しようと思って』

「そっか、教えてくれてありがとうな、未来」

『ううん、お、幼なじみなんだし、これぐらいは……ね?』


 若干口ごもる未来に、俺は僅かに微笑を溢すと前に貰った食事券の話をすることにした、未来から連絡があったのも何かの運命か必然的なものがあったのかもしれない。


「未来、今日の夜って暇か?」

『え? き、急にどうしたの? と、特に用事はないけど……さ』

「そっか、ならさ、以前取材で貰った食事券で一緒に食事しないか?」


 そう告げると暫くの沈黙の後、未来は恐る恐る聞き返してきた。


『……私で、いい、の……?』

「ああ、未来さえ良ければだが」

『……うーん、ど
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