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大統領 彼の地にて 斯く戦えり
第十二話 盗賊終了のお知らせ
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逝け」
俺はそいつの傍まで来るとそいつの口にブレードを突き刺した。
ふと見るとシェーンコップの周りには死体の山が積まれている。それも体が真っ二つになったものや首がどっかに消えたものばかりである。
栗林とロウリィは互いに連携し合ってよく戦っている。しかし、まだ少し隙があるようで、おやっさん達からの援護射撃で助かっている。

そのまま数分戦っていると、城壁で爆発が起きた。
黒煙の中から城壁の上で何か演説してたやつがこっちに向かって飛んできた。
「み、認めん、こんな、こんな戦い認めてたまるか・・・っ」
「すまんが、これが戦争ってやつだ。お前らのやってることは所詮戦争”ごっこ”だよ」
俺はそう言うとそいつの両手両足に1発ずつ撃ち込んだ。先ほどの兵士のように悲痛な叫びが聞こえてくる。
「もっとバリエーションを増やしてほしいねぇ・・。同じ声じゃ聞き飽きるんだが?」
ため息を吐きつつそいつの腹にブレードをどちらも差し込んで思いっきり引き裂いた。これでも刃こぼれをしないのは開発部の努力の結晶だろう。
開発部マジ感謝ですと心の中で言っていると、指揮官を倒されたことで動揺した兵士たちが必死に隊列を組みなおしている。

シェーンコップに張り付いていた敵も一時下がったようで、一度合流することが出来た。
そのまま敵の隊列に突撃しようとした矢先、無線機から連絡が入った。
『3C、こちらハンター1。これよりカウント10で門内を掃討する。至急退避されたし。繰り返す、これより門内を掃討する。至急退避されたし』
俺は無線機を持っておらず状況が把握できていないロウリィを半ば強引にお姫様抱っこすると、栗林がおやっさんに担がれたのを確認して馬防柵内に退避した。


振り返ると当時にカウントが0になり、戦闘ヘリの30mmチェーンガンが盗賊をハチの巣にした。

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