第七話 炎龍襲来
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
のすべてをペルシャールは押しつけられることとなった。自分で連れてきたのだから自業自得というものである。
「次は、避難民の食事の確保か・・・。とりあえず兵站課に行って缶詰確保してくればいいかな。」
疲れ果てて今にも倒れそうなペルシャールを兵士たちは何度も目撃していたが、誰一人手伝おうとはしなかった。これは先のハイドリヒのお話の後、すぐに副司令官の名で全部隊に”避難民の管理はその一切を大統領一人が負うことになったので手助けはしないように”という通達がされていたからであった。
「しかし、本当に大統領一人に任せるおつもりなのですか?」
ペルシャールが出て行った後、副司令官室では柳田が書類を整理しながら上官のハイドリヒに問いかけた。柳田は武装親衛隊の情報課であり、特地派遣部隊での情報管理の任に当たっている。
「・・・」
しかしハイドリヒは終始無言であった。柳田はこれはだめだなと思い書類をまとめるとそそくさと部屋を出て行った。
「・・・、大量の資源と土地、そして人か。」
ハイドリヒは手にある報告書を見て呟いた。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ