第五話 人命救助 村規模の引っ越し
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この先はどうなっとるんじゃ・・?」
村の出口あたりまで行くと、そこには馬車の列があった。
「ガトー先生っ、レレイっ、実は荷物の積みすぎで車軸の折れた馬車が、道を塞いでいるんです。」
ガトーとレレイを見つけた村人が説明した。
「手の空いている者は集合しろっ!」
「隊長は司令部に応援要請をっ!」
「分かった!」
ガトーとレレイが見たのは第三偵察隊の隊員であった。
「聞いたことのない言葉じゃのぉ。」
「見たことのない服。」
ガトーとレレイは隊員達を見て言った。
その直後黒川が怪我人の確認のために出てきたのを見て再び二人は驚いた。
「お師匠、様子を見てくる。」
そういうとレレイはガトーの静止を聞かず一人馬車を降りて走った。
レレイが現場につくと、そこには馬車が倒れて馬がその下敷きになっていた。
その横には女の子が倒れていた。
「危険な状態。」
レレイは近づくとすぐにそう判断した。
その直後に黒川が女の子の診察を始めた。
「君、危ないから下がってっ。」
古田がレレイに注意するが、レレイは黒川を見続けていた。
「・・・医術者・・・?」
いきなり馬が起き上がり、興奮しているのか暴れ始めた。
BAMBAMBAM!!
馬にライフル弾が3発命中した。撃ったのは桑原だった。
「あなたっ大丈夫!?」
馬が起き上がった際に出来た土煙の中、黒川がレレイに呼びかけるが、レレイは反応せずにただ第三偵察隊の隊員達を見つめていた。
「あの人たち・・・私を、助けた・・・?」
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