ハイスクールD×D 光の使者
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るだけの実力を私が持っているだけです。また、我々ウルトラ星人は環境によってその活動時間が変化します」
「つまり、戦いやすい環境だったの?」
「いえ、今まで生きてきた中で最も劣悪な環境です。今までは地球の、こちらでいう人間界が一番の劣悪環境でしたが、冥界は更に劣悪です。人間界での活動限界は約3分。冥界では1分が限界でしょう」
「そんなに!?けど、先日は明らかに1分どころか3分以上その姿だったはず」
「それはこの右腕につけているウルトラコンバーター、あ〜、外付けバッテリーです。これのおかげで、活動時間がかなり伸びていただけです」
「では左腕についているのは?」
「こちらはウルトラブレスレット、ええっと、形状記憶合金に近い性質を持った万能兵器です」
「初めて会った時、君は故郷に戻れないと言っていたが、今なら戻れるのかい?」
「はい、戻れます。ですが、再びこの世界に来れるかは分かりません。それにヤプールの件もあるので帰還は延期するつもりです」
「ヤプール?」
「あの超獣を製造し、侵略兵器として扱う私の世界にいる異次元人ヤプール。奴らは怨念のような存在で負の感情をエネルギーとして吸収できるために完全に滅ぼすことができない存在なのです。これまでにも何度も倒してきたのですが、私たちの宇宙を諦めてこちらの世界へ侵攻してきたのでしょう。また、超獣は原生生物とヤプールの住む次元の素体と融合させることで生み出されます。こう言ってはなんですが、素材集めかもしれません」
おそらく、私がこの世界に飛ばされた時の時空の歪みはヤプールの実験か何かだったのだろう。
「一応、援軍の要請は済ませてありませが、それがいつになるかは、またどれだけの規模になるかは不明です。それに私が今まで音信不通だったために急に連絡が届いてもすぐには動いてはもらえないでしょう」
それが一番の問題なんだよな。個人的には何人かが動いてくれるかもしれないが、宇宙警備隊が大きく動くことはないだろう。ウルトラ兄弟の誰か、おそらくはエース辺りが派遣される位だろうな。
「超獣だが、我々でも対処は可能だろうか?」
「厳しいでしょうね。単純に大きさが違います。奴らはサイボーグでもありますから普通の生物よりも強い存在です。生半可な攻撃では歯が立ちません。対応できる武器としてはアートデッセイ号のデラック砲が一番手っ取り早いですね。さすがにアートデッセイ号の量産は時間も予算も人員もかかりすぎますので、私が実験に使っていたイーグルに武装を換装中です。というか、人間界の方にもヤプールが侵攻していたみたいで開発の依頼が入っていましたから、ちょうど良かったと言えます。問題は悪魔にパイロットがいないということでしょうか」
「揃えるのにどれぐらい時間がかかる
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