ハイスクールD×D 光の使者
[5/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ーまで。馬鹿な、なぜ超獣がここに!?」
リアスとライザー・フェニックスの結婚をかけたレーティングゲームの終盤。突如としてゲーム会場の空間が割れて奴らが現れた。
「くっ、グレイフィアさん、ゲームは中止だ!!早く回収を!!」
通信機を起動させるが繋がらない。
「リアス、念話は?」
「だめ、繋がらない」
3体の超獣がゆっくりと近づいてくる。
「ええい!!不利だが頑張ってくれ、グドン!!」
ウルトラマンスーツの中からカプセルを取り出し、校庭に向かって投げる。そしてカプセルが光り、両腕が鞭になっている怪獣、グドンが姿を表す。グドンが両腕の鞭を振り回しながら超獣達に立ち向かう。
「さて、これで少しは時間が作れるな。ライザー・フェニックス、そちらは念話や転移は可能そうか?」
「オレに指図するな!!」
「なら、ここで死ね。言っておくが、あれは先兵だ。後ろには軍団規模で控えているぞ。奴らはいくらでも量産され、何度でも襲ってくる」
「なぜそんなことを知っている」
「戦ってきたからだ。何度もな。だが、今の私は本来の力を発揮できない。このスーツの力でも、なんとか1体を葬ってエネルギー切れで終わりだな」
「っ、何を冷静にしているんだ!!」
「慌てたところで事態は変わらん。むしろ間違った選択をする。そうならないために常に冷静でいろ。考えを働かせろ、今何ができて、何をすればいいのかを。そのすべての最善を掴み取った先が死なら、それ以上の最善を掴み取れ。それが生きるってことだよ」
グドンは頑張って時間を稼いでいてくれている。その時間を使い、考えを巡らせる。私はもう3万年近く生きた。ここで死んだとしても構わない。だが、リアス達はこれからだ。何としてでもリアス達だけは逃がさねばならない。例えウルトラマンの姿に戻れなくても、心は、魂はウルトラマンなのだから。
「な、何!?」
突如、リアスの胸元に光が集まり始める。リアスが慌てて胸元からロケットを取り出す。出会った時から身につけているそれに光が集まっている。そしてその光の集まり方を私は何度も目にしている。
「リアス、それを渡してくれ」
リアスが何か言いたそうにしながら、私にロケットを渡してくれた。中を開けてみると、そこには予想通りの物が入っていた。
「プラズマ鉱石」
「ごめんなさい!!ソルドが昔からそれを探してたのは知っていたけど、渡したら貴方がいなくなっちゃうと、二度と会えなくなると思って。それで、何も、言えなくて」
怒られると思ったのか、どんどんとその眦に涙を溜めるリアスを昔みたいに撫でてやり落ち着かせる。
「捨てずに持っていてくれてありがとう。これで私はリアス達を守れる」
ちょうどグドンが押し倒さ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ