ハイスクールD×D 光の使者
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「ぐうぅっ!?」
思い出したかのように全身に痛みが走り目がさめる。視界には見覚えのない天井が広がっていた。痛みに耐えながら身体を起こすと手当てがされており、調度品を見る限りかなり上流階級の者に助けられたのだろう。問題は持ち物が何もないということだろう。変身の為のプラズマ鉱石を埋め込んだ多機能腕時計にディファレータ計測器、ガッツブラスターとカプセル怪獣のカプセルの中身入りが1つと空が2つ、それに着ていた服が脱がされて病院着らしきものに着替えさせられている。コンバーターとブレスレットは変身時に構築されるので問題はない。他の問題は、この星の環境が恐ろしく合わない。地球だと3分だが、この星だとコンバーター無しで1分が限界だろうな。人間態での活動なら問題はないみたいだが、エネルギーの回復は遅いだろう。
「現状は確認できたな。とりあえず、情報を集めないことにはどうすることもできないな」
寝かされていたベッドから起き上がり扉の方へ近づくと、向こう側から開かれ銀髪の女性が現れて驚いている。
「もう動けるのですか!?」
「まだ辛いですが、なんとか動けます。貴方が私を助けてくれたのですか?」
「いえ、すぐに主人をお呼びいたしますのでお待ち下さい」
そう言って扉を閉めて出て行くのを見送るのだが、会話に違和感があった。疑問に思うが、とりあえずはベッドに腰掛けて主人を待つことにする。しばらく待っていると先ほどの銀髪の女性とその後ろに紅髪の男性が現れる。
「驚いたね。まだ動けないと思ったんだけどね」
「貴方が私を助けてくれたのですか?」
「見つけたのは私の妹だがね。私はサーゼクス・ルシファーだ。君の名前を聞いても?」
「ソルドです。この度は命を救っていただき、ありがとうございます」
「気にしなくて構わないよ。ものすごい幸運の持ち主だしね。流星が落ちた場所に倒れていたんだ。ボロボロの姿でね。持っていた物は拾える限り拾ってあるよ」
そう言って銀髪の女性がトレイに乗せて私の所持品を見せてくれた。ガッツブラスターはトリガー部分が折れていて使い物にならないな。全体的に溶けてるし。カプセルの方は問題ない。中にいる怪獣も同じく無事だ。ディファレータ計測器は破損しているがこれぐらいなら簡単に直せる。そして多目的腕時計は
「プラズマ鉱石がなくなっている!?」
よりにもよって一番厳重に作っていたプラズマ鉱石の収納部分が破損し、プラズマ鉱石がなくなっていた。まずいにも程がある。あれがなければ、私は二度とウルトラマンに戻ることができない。しかもエネルギーも尽きかけていたからただの石にしか見えないぞ。
「重ねて申し訳ないのだが、私が倒れていた場所に案内してもらえないでしょ
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