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RSリベリオン・セイヴァ―
RSリベリオン・セイヴァ―外伝SHADOW 五話「再会と遭難」
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の食器を洗いながら居間で寛いでいる詩織へ尋ねた。
「さっき、あの大剛って人……詩織ちゃんを見てたよ?」
「えぇ〜? 本当?」
しかし、詩織はちょっぴり嫌そうな顔をする。
「惚れられたら困るよ〜……私、太った人とか好みじゃないし?」
「別に、そうとは限らないよ? 少なくとも、お友達ぐらいにはなってあげたら?」
そこまで思われたら、あまりにも大剛が可哀相だと思い、比奈はそう言うも、やはり詩織の考えは変わらなかった。
「だってさ〜? 彼氏って言ったらカッコいいのが一番じゃん?」
「うぅん……そうかな?」
「そうだよ? だって、世の中結婚を求める男ってのはね? イケメン、スポーツマン、そして高給取りの三拍子じゃなきゃ!」
「そうなの? でも、この村で結婚している人たちは皆農業の人たちが多いよ?」
「それはそれ、これはこれよ? 互い同士が同意し合っているならそれも有りってこと」
「ふぅん……?」
そう言って、詩織は立ち上がると先に御奉仕へと戻った。
今日の御奉仕はいつもよりも二時半ほど長引き、詩織は箒にしごかれながらもどうにか耐え凌いだ。
「んもう……箒ちゃんったら、お守りを百個も作れってやり過ぎだよ? 終わったと思ったら、次は物置小屋を大掃除させるんだから……」
もうクタクタだと、愚痴りながら彼女は御奉仕をようやく終えて社務所の更衣室へ向かおうとした……が。
「ん……?」
ふと、社務所の裏側にある何かに気付いた。それは、裏口だろうか、下に通じる丸太階段が見えた。やや寂しく不気味な雰囲気が漂ってくる。
「……」
しかし、詩織は妙な好奇心に駆られて気付いたときにはこの裏口の丸太階段を下りていた。
――この、階段。どこまで通じてるんだろう?
そのまま巫女装束の彼女は無意識に階段を下り続けた。階段は、浅かったり深かったりと足の踏み場が悪い。それに、この夕暮れ時だから徐々に足元が薄暗くなってゆく。
「……にしても、この階段どこまであるの?」
いい加減途切れてほしい階段だが、それでも彼女は構うことなく階段を下り続けた。
「……?」
そのとき、やや強い風が詩織の髪を撫でた。髪が乱れちゃうと咄嗟に髪を片手が抑えるが、その拍子に詩織のの足元は階段からやや外れた柔らかい地面の土を踏み込んでしまう。
「っ!?」
その地面はずるりと詩織の足元を滑らせて、彼女はそのまま階段から足を踏み外して急な斜面へ落ちてしまった。
悲鳴を上げながら、彼女は落ちるとこまで落ちてしまい、ようやく起き上がれたころには見知らぬ山の中であった。
「こ、ここはどこ……?」
周りは薄暗く、木に止まっている鴉の鳴き声がとても不気味に感じた。
――どうしよう! これってまさか……
遭難に近い物を感じた。そして、詩織は上を見上げて落ちてきた階段の場所を探すが、
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