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RSリベリオン・セイヴァ―
RSリベリオン・セイヴァ―外伝SHADOW 五話「再会と遭難」
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「……何ここ?」
弾が一言口にした。
「さぁ……?」
と、大剛が答える。
「……田舎だ」
その風景を玄弖が答えた。
そう、三人の目の前には喉かな田舎の集落が映っていた。
前回の激戦を得て、その後は野を超え山を越えと、その行きついた場所がこの集落である。
「俺達……エリア20へ来たんだよな?」
大剛がもう一度問う。
「一様、マップのエリアに入っている。間違いなくエリア20の一部だ」
弾が、腕輪状の端末からホログラムマップを表情させてそう答えた。
「これからどうすんだ?」
玄弖が問うと、弾は懐から統括者から渡された例の手紙を広げた。一様玄弖の者だが、彼はよく物を無くすので、代わりに管理している。
「お上が用意した住居へ行けって? そこで俺たちを待ってくれている使者がいるから、その人へIDカードを見せろとさ?」
IDカード、確か出て行くときの証明書として手紙と共に入っていた物だ。
しばらく歩くと、田圃道へと出た。そこには幾人かの百姓がこちらを奇妙な目で見つめている。おそらく、エリア14のような別世界をこれっぽっちも知らない呑気な人間たちだろう。きっと、こんな人間は女尊男卑の影響もないのかもしれないな……
「ここか……?」
しばらく歩くと、川沿いのところに一件の新築ともいえる民家があった。綺麗でこれなら三人で暮らすには不自由ない。
「へぇ! 結構立派な家だな?」
「風呂とかついてっかなぁ?」
「それよりも、使者が来ているはずなんだけど……どこだ?」
弾は、IDカードを片手に家の周辺を歩き回った。
「おーい! こっちこっち?」
と、そこへ何やら笑顔で手を振る青年がいた。それも、この村には似合わない外人の若い青年であった。
「君らがエリア14から来た人達かい? えぇっと……IDカードある?」
「ああ、これだ……」
弾は、彼にカードを手渡した。
「うん……確かに本物だね? 僕は、リベリオンズのラルフ・ヴィンセクト。噂はドクター魁人から聞いてるよ? 友達を助けるために日本支部で暴れまわったんだって?」
ニヤニヤする青年に、三人はあの時の組織を思いだして、咄嗟に身構えを取った。
「ハハハ、待ってよ? 僕は別に君らに危害を加えるつもりはないよ?」
「何が、目的だ?」
玄弖は、そうにこやかなラルフに問う。
「君達のそのRSなんだけど……それらのデータを取らせてもらいたいんだ?」
三人が手にしているRS、それは次世代の新型のRSの試作でもある。玄弖の持つ飛影は、あの「零」の量産型として試作された絶対神速に近い機動力を持つ突撃用RS、大剛の持つ鈍龍はというと、防御力に特化した局地戦用RS、そして弾の斬兒は地上戦を得意とする強襲用RSとして生み出された。
「最初は、君たちをこちらへ預からせてもらいたかったんだが、これ
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