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不定期短編小説 《リア充爆ぜろぃ》
《嘘をついても良い日》
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だ。だから呪文を唱えようとするな。ってオイ誰だ爆裂魔法の詠唱始めてる奴は!?

「いやいや、俺は結構、義理人情には熱い男だぞ?普段はあまり喋らないからわからないだけだよ。」

まぁ、俺は話かける勇気が無いだけだからな。おっと同士よ。少し距離が以前のように近くなってくれたな。

「そうなんだ。でもそういう義理人情に熱い人って私結構好きだな!」

おい同士よ。一気に距離をとらないでくれ。これは社交辞令みたいなもんだ。お決まりだ。だからその何処から連れてきたのか知らんがブルーベリー色の巨人を檻からだそうとするな。

っとそうこうしてるうちに目的の店についた。そこは、ネクタイを売っている店だ。俺たちは話合った結果ネクタイを買う事にした。色は皆で話合ったとうりのモノを購入した。

しかし、俺たちは学生でネクタイとは到底無縁であった。しかもロクに値段も調べなかったために、少しお金が余ってしまった。

「....どうしよっか?」

学級委員の女の子は聞いてくる。そこで俺は思い付いた。

「ネクタイピンも一緒にプレゼントしたらどうだ?」

そのアイデアに女の子は目を輝かせる。

「凄いよ!よくそんなに機転が効くね!!そういう人も私好きだよ!!」

落ち着け!!!お前ら落ち着け!!!コイツは多分『とりあえずおだてときゃいいだろ』って思ってる奴なんだ!!!だからまだ爆裂魔法は早い!!!

っとこのネクタイピンよくね?

俺の好みだが良さげなネクタイピンを見つけ、それに手を伸ばし.......

「あ.....」

女の子と手がぶつかった。

落ち着いてぇえええええ!!!!!!!!皆お願いだから落ち着いてぇえええええ!!!!!!確かに少し嬉しいけど!!!!いてっ!石を投げんな!!!って言うか事故!!!!事故だから!!!ん?事後!?どんな耳してんだこの○○○○○(ピーーー)!!!!!!

「あ、ご、ごmwん」

俺今どんな発音した!?うわやっべーーー動揺しすぎてヤバいよ!!DTにこの刺激は半端ないって!!!

「う、ううん。コッチこそ....ゴメン。」

頬を赤く染めないでええええ!!!!死ぬ!!悶え死ぬ!!!うわ!!なんか弾丸とんできた!!!死ぬ!!撃ち殺される!!!

「あの、キミもそのネクタイピン気に入ったの?私もなんだ.....結構気が合う....かもね」

追い討ちをかけてくるなぁぁぁぁああああ!!!!!!ちょっ待って同士諸君!!!ダメ!!!流石に魔方陣はダメ!!!どうなるか分かったもんじゃないし!!!!!!!


「と、とにかく!さっさと支払いしてから帰ろうぜ!!」

「えっ!?あ、うん。」

俺は半ば強引にこの状況を抜け出した。




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