ファンディスク:神話と勇者と断章と
エターナル・ミィス
■years after
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全てだ。
いつまで続く幸福なのかは分からないけれども。
彼女の事だけは、ずっと、ずっと守っていこうと、清文は内心で誓う。
──そして。
ああ、そうか。と、彼は納得したのだ。
──きっとこれが、両親が死の間際に思ったこと。
彼らは、最期の瞬間まで幸せだったのかもしれない。
きっと、誰より大切だっただろう子供達を、行き長らえさせることができたのだから。
「……琥珀」
「何?」
「愛してる」
「……な、なによ、急に」
顔を真っ赤にしてうつむく彼女のその姿に、笑顔になって。
清文の中から、不安が消えた。
それは、全てが大団円で終わった■年後。
永久に続く神話の一ページ。
「ねぇ、清文」
「んー?」
清文が我が子の誕生を知らされ大いに驚くまで。
あと、43秒。
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