第14話 開幕正月旅行?? 京都編1
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か安心するなぁ…そう思ってレンのいる方向を若干キメ顔気味で振り向いた。しかし、レンは俺の体を張ったボケをスルーするかのように渋い顔を貫いていた。
こいつ…落ち着いているというよりかやはり昨日のことを引っ張ってしまっているというのが大きいのだろう(12,13話参照)
こいつはこいつでこれからの旅行を楽しめるのか心配になってきた。
大輝「はぁ…これから楽しい旅行だってのになんだか荷が重いなぁ…」
ミク「マスター??溜息なんてついてたら置いてきますよー??」
大輝「わかってるよ」
発車ベルが鳴り響く中、俺はやっとの思いで車両に乗り込む。俺が乗り込んだと同時に車両のドアが閉まった。多くの旅行客にギュウギュウにされた新幹線は一路、京都に向かう。
ーミク視点ー
…燃え上がるビルの中に私はいた。それがなんのビルなのかもわからない。私がなんで『縄でぐるぐる巻き』にされて動けないようにされているのかさえもわからない。わかるのは私の意識が消えていく中で、マスターが私のことを必死に呼んでいることだけ。涙を流し、吐血し、顔もよく見えない謎の男に金属バットで殴られながら呼んでいることだけ。マスター…お願いだからそんな風に呼ばないで…私は決めたんです。貴方にとってボーカロイドアンドロイドという道具であり続けることを…
1月1日…天候、晴れ(ショッピングセンター)
リン「いやぁ〜ミク姉。今日はすっごく冷えるね…」
伽耶「ボーカロイドも寒さを感じるの?」
リン「人間になるべく近づけるように設計されてるからね。もちろん、感じるよ」
伽耶「ふぅ〜ん。あれ、ミクちゃんは?」
リン「あれ?本当だ…んもうしょうがないな」
伽耶「元旦のショッピングセンターなんて人で溢れかえるってのに…世間知らずもいいところだわ」
リン「とりあえず探してみる?」
伽耶「そうしよっか」
2人がこんな話を恐らくしていただろうと予測される頃、私はショッピングセンターで偶然会った琴葉さんと話こんでいました。
琴葉「アレ?ミクちゃんじゃない??」
ミク「琴葉さん??」
琴葉「ミクちゃんも福袋買いに来たの?」
ミク「まぁそんな感じです。琴葉さんは?」
琴葉「同じく」
ミク「ちなみに何の福袋狙いですか?」
琴葉「んーとね…って、それは流石にミクちゃん相手でも秘密だよー」
ミク「…ケチですね」
琴葉「そんな冷たい目で見ないで…」
ミク「ふふふふ…」
琴葉「はははは…」
私と琴葉さんは暫く謎の笑いに包まれました。その笑いもひと段落ついた頃、私はこれくらいが頃合いかと思って、話を切り上げ、ちょっと置いてけぼりみたいになってたリンちゃん達に追いつこうと歩き始めることにしました。我ながら中々素早い判断…ニヤッ
…そ
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