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ハーメニア
衝撃!東北ずん子の正体!
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。少し気になってな。ミクの方は?」
「私は部活の都合で今から学校に行くところです」

ミクが肩にかけていたギターを見せた。ああ、そうか。そういえばもう少しでミクたちのバンドがライブするんだっけ。

「今度ライブするんだろ?見に行くよ」
「ホントですか!嬉しいです!マキさんたちもですか?」
「あ〜、今日聞いて見とく。多分余程のことがない限り来ると思うけど」

そう言うとミクが嬉しそうにぴょんぴょん跳ねた。そのとき、校庭の地割れが見えたのか、怪訝な表情を浮かべた。

「マコトさん、あの地割れ……」
「なんか違和感あるだろ?」

ミクが俺の隣に立って、同じように地割れを注視する。

「違和感っていうか、多分ですけどあれ」

ミクが指差す。すると、そこから音の波が発射される。それはゆっくりと地割れに向かっていく。

「見てください、あれ」

音の波が地割れにぶつかる寸前に、弾かれたように消し飛んだ。

「相殺されたてことはやっぱり」
「あれってもしかして、音怪なのか?」

俺の問いかけにミクが頷いた。まさか、あれを誰かが起こしただって?

「直接触れられればもっと色々分かるんですけども」
「流石にここを越えていくのはな。それよりも、良いのか?」
「あっ!そ、それじゃ失礼します!」

ミクが慌てて踵を返し、走り去っていった。ミクのおかげでこの地割れが人為的(怪異的と言ったがいいか)なものだということが分かった。だけどなんでこんなことを。今のところ俺がわかっているハーメニアは七人。俺にミク、ゆかりとIA。着物男にルカ先生に東北か。この中でわかっているのはルカ先生は音を感じ取ることしか出来ないらしいから除外として。

「残りは六人」

ここで俺を外して考えても五人。これだけ大きな地割れを起こすことができるとなると、相当な力の持ち主だろう。もう一度地割れを見る。そこで俺は、あることを発見した。

「これ、地割れというよりも。斬ったあとって感じだな」

そこで思い出す。確か、IAの武器って鎌じゃなかったか?それにゆかりや着物男も刀を呼び出すことができる。

「疑いたくはないが……聞いてみるか」

ゆかりに連絡を取る。IAも恐らく家にいるだろうし、俺の部屋に集まることにしよう。

                 AM10:00

連絡をとってから一時間半。ゆかり少し用事があったらしく、ようやく全員揃うことが出来た。

「それで…どうしたの?」
「とりあえず、先にこれを見てくれ」

先程観察に行った時に撮ってきた、地割れの写真を見せる。二人が覗きこむように写真を見る。

「これって、テレビで言ってた地割れですか?」
「すごく…大きい」

どうやら二人共ニュースで
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