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ハーメニア
黒幕発覚
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すかあなたは。嫌だって言ったんですよ」

弓を構えながら答える。その時だった、ブルンブルンと重低音が聞こえ始めた。東北とIAが何事かと辺りを見回す。この音は……やっぱりあの音か。

「マコトさん!IA!」

チェーンソーを持ちながら、ゆかりが俺達のそばに着地した。

「ナイスタイミングだゆかり!」
「少し遅れたみたいですけど。なんとか間に合ったみたいですね」

ゆかりが右手を差し出しながら言った。俺はその手を握り、もう片方の手に『紲月歌』を顕現させる。その時にゆかりが足の傷も治療してくれたようだ。これで俺も戦闘に参加することができる。

「さて、どうする?こっちは三人、そっちは一人」
「玉砕覚悟で…くる?」

東北は少し考えたようだが、弓を下ろした。

「やめときます。それにこれだけの戦いは契約にはありませんからね」
「契約?」
「あなた達には関係ないことです、おっと」

東北の携帯が鳴る。ちょっとお待ちをと言ってその電話に応答する。

「あ、はい。あ、もう時間でしたか。でもあれですけど……あっ、そうですか。わかりました。では、はい、そういうことで。はい、はい、失礼します」

東北が携帯をしまって、こちらを向いた。

「流石に三対一は不利ですね。ここは撤退させてもらいます。では」

そう言って東北は姿を消した。ステージが次第に閉じていくことが分かる、どうやら本当に撤退していったようだ。まだ少し身体強化の恩恵が残っているうちに家へと戻る。丁度家にたどり着いた時に、ステージが完全に解除され身体から力が抜けていくのが分かった。

「大丈夫かIA?」
「うん…。なんとかマコトは守れた」
「それでなんですけど、一旦家に来ませんか?お父さんにも話しておきたいですし」
「そうだな。それでいいか?IA」
「うん…。マコトのお父さんには…挨拶したいし」

なんか変なニュアンスを感じたが……まぁ、良いか。

                 PM20:10

「只今戻りました」
「ただいま」
「お邪魔します」

三人で玄関をくぐる。すると、慌ただしくリビングのドアが開き、そこから一人の女性が現れた。その人はそのままバタバタとこちらに走ってきて、ゆかりに抱きついた。

「良かった!無事だったのねゆかり!」
「ちょっとお母さん!は、恥ずかしいよ!」

ああ、どこかで見たことがあると思ったらゆかりのお母さんか。通りでどこかで見たことあると思った。

「あら、あなたマコト君?」
「お久しぶりです」

すると、ゆかりのお母さんはゆかりから離れ、俺のもとにやってくる。そして下や横からと、色々な方向から観察してくる。うう、あんまりジロジロ見られるとすこし変な気がする……

「や
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