襲撃!東北のずんだ娘!
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ャンプをする。
「と、そう簡単に行かせるとお思いですか?」
屋根に着地をした瞬間、声が聞こえた。俺の第六感が危険を告げる、俺は半歩後ろに下がる。そして俺の足元に1本に矢が突き刺さった。
「やっぱりそう簡単には行かせてもらえないか」
「当たり前です。敵に武器をもたせる前に倒せれば、御の字ですから」
俺の目の前に一人の少女が現れる。弓道の道着を着た、緑色の髪をした弓を持った女の子だ。しかしその雰囲気は確実に敵のものだ…。
「私の名前は東北ずん子といいます。あなたの命を貰いに来ました」
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ニッコリと笑った。しかしその笑顔は狂気に満ちており、俺の恐怖を更に加速させた。
その時、俺の中の音が何かに共鳴した。これは……ゆかりの音か!この事態に気づいてくれてこちらに来てくれているようだ。なんとかここに来るまでの時間を稼がないと……
「どうやらあなたの援軍が来ているようですね。では、合流する前に……死んでもらいましょうか」
東北が弓を引く。
「しまっ!」
ゆかりの音に気を取られすぎた。弓が引かれた音を聞いて、そちらを見た時には既に矢が俺に向かって発射された後だった。身体をねじらせなんとか回避するが、既に東北は二本目の矢を番えていた。それが発射される、その速度は先程の倍近くあり、視認することはできても、身体の反応が追いつかない!
「ぐっ!」
左足に矢が刺さる。焼かれたような痛みが走る、ミクに剣でたたかれた時よりも遥かに痛い。
「あれ、貫通する強さで放ったのに。すごいですけど、これでもう動けませんよね?」
再び矢を番え始める。くそっ、足がろくに動かねぇ。足に音を溜めて動こうとするが、刺さった矢から逆の音を流し込まれているのか、全く溜まらない。
「では、こんどこそさようなら」
矢が発射される。
「マコト…速すぎ」
発射された矢が何かに真っ二つにされる。目の前には大きな鎌を持ったIAが立っていた。
「あらぁ。全く音が聞こえませんでしたが、あなたは?」
「応える必要…ある?」
鎌を一回転させて構える。IAから音が聞こえ出す。ゆかりと似ているが、ゆかりのそれよりも更に静かだ。
「結月先輩が来るまでの時間は稼ぐ。マコトには…これ以上攻撃させない」
「また面倒ですね。なら仕方ないです、殺っちゃいますか」
東北ずん子 VS IA 戦闘開始
続く
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