暁 〜小説投稿サイト〜
ハーメニア
襲撃!東北のずんだ娘!
[4/4]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
ャンプをする。

「と、そう簡単に行かせるとお思いですか?」

屋根に着地をした瞬間、声が聞こえた。俺の第六感が危険を告げる、俺は半歩後ろに下がる。そして俺の足元に1本に矢が突き刺さった。

「やっぱりそう簡単には行かせてもらえないか」
「当たり前です。敵に武器をもたせる前に倒せれば、御の字ですから」

俺の目の前に一人の少女が現れる。弓道の道着を着た、緑色の髪をした弓を持った女の子だ。しかしその雰囲気は確実に敵のものだ…。

「私の名前は東北ずん子といいます。あなたの命を貰いに来ました」
【挿絵表示】


ニッコリと笑った。しかしその笑顔は狂気に満ちており、俺の恐怖を更に加速させた。
その時、俺の中の音が何かに共鳴した。これは……ゆかりの音か!この事態に気づいてくれてこちらに来てくれているようだ。なんとかここに来るまでの時間を稼がないと……

「どうやらあなたの援軍が来ているようですね。では、合流する前に……死んでもらいましょうか」

東北が弓を引く。

「しまっ!」

ゆかりの音に気を取られすぎた。弓が引かれた音を聞いて、そちらを見た時には既に矢が俺に向かって発射された後だった。身体をねじらせなんとか回避するが、既に東北は二本目の矢を番えていた。それが発射される、その速度は先程の倍近くあり、視認することはできても、身体の反応が追いつかない!

「ぐっ!」

左足に矢が刺さる。焼かれたような痛みが走る、ミクに剣でたたかれた時よりも遥かに痛い。

「あれ、貫通する強さで放ったのに。すごいですけど、これでもう動けませんよね?」

再び矢を番え始める。くそっ、足がろくに動かねぇ。足に音を溜めて動こうとするが、刺さった矢から逆の音を流し込まれているのか、全く溜まらない。

「では、こんどこそさようなら」

矢が発射される。

「マコト…速すぎ」

発射された矢が何かに真っ二つにされる。目の前には大きな鎌を持ったIAが立っていた。

「あらぁ。全く音が聞こえませんでしたが、あなたは?」
「応える必要…ある?」

鎌を一回転させて構える。IAから音が聞こえ出す。ゆかりと似ているが、ゆかりのそれよりも更に静かだ。

「結月先輩が来るまでの時間は稼ぐ。マコトには…これ以上攻撃させない」
「また面倒ですね。なら仕方ないです、殺っちゃいますか」

   東北ずん子 VS IA 戦闘開始


続く
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ