襲撃!東北のずんだ娘!
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ばそろそろ第二陣が行動を始めることだろう」
窓のそばに立っていた人物が踵を返す。
「ああ、一つ言い忘れていた」
ルカが立ち上がり、その人物のもとに歩み寄っていく。その手には鈍く光る、鋭利なナイフが手にされていた。
「私はここの教師だ。もしこの学校でおかしな事でもしたら」
「貴様ら全て……皆殺しだ」
「くっ、ククク、アッハハハハハハハ!なぁんだ、結局はそちら側か。わかったよ、皆にも伝えておこう」
そう言ってその人物は姿を消した。ルカはそれを確認すると、ナイフを足のホルダーに収納する。
「……ここからが大変だ。気をつけるんだよ、マコト、結月」
PM19:00
あれから約二時間が経った。一体どうやったのか、俺がIAに追いついて、家まで向かった頃には既に引越し業者が隣の部屋に荷物を運び込んでいた。流石にこれは予想外だったのか、下の階の人達も何事かと外を覗いていた。
「これで安心。マコトは…私が守れる」
「それはそれで嬉しいけども」
そういえば、今になって気づいたがIAって俺のこと呼び捨てだったっけ。夢のなかというか、昔の記憶じゃマコトくんって呼んでた気がするが……
「なあIA。昔俺のこと君付けで呼んでなかったか?」
「うん…。でもなんか…呼び捨てのほうが仲いい感出るかなって」
なんとも言えない理由だった。いや、別に呼び捨てでも良いんだけども。最初に君付けで呼んでもらえてたら少しは気づきやすかったものを
「そういやなんであの時アメリカにいったんだ?」
「実はそのことを話したかったの」
IAが背筋を正す。
「私がアメリカに言った理由は、ハーメニアの能力の研究のため」
ハーメニアの能力の研究?と言うことは、既に小学生の頃にIAはハーメニアに目覚めていたってことか?
「うん。そして、そこで私は…ある人にあったの」
「ある人?」
その時だった。ほんの一瞬だけだが、世界の時が止まったのを感じた。この感覚は、ステージの発生!?まさか、また同じようなタイミングで襲撃が!?
「マコト…これ」
「ああ、敵の襲撃だな。くそっ、こんなところで!」
急いで外に出る。予想通り、外には透明なステージが張られていた。その大きさは恐ろしく、大体2キロ程度だろうか、そのくらいの大きさを覆っていた。俺の実家もぎりぎり範囲内、なんとかゆかりと合流することさえできれば。しかし、敵の姿は見えない。どこかに隠れているのだろうか。
「チャンスは今しかない!」
下へと続く階段を飛び降りる。普通ならば骨折するだろうが、ステージ内の恩恵で着地と同時に加速する。まともに地面を走るよりも家の屋根をつたっていったほうが速い。足に音を溜めてジ
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