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ハーメニア
襲撃!東北のずんだ娘!
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椅子に座っていたIAが立ち上がり、袖をチョンチョンと引っ張る。話したいのは山々なのだが、ここには先生もいるしなぁ。

「あ〜、事情は大体聞いてるよ。私に構わず話していいわよ」

軽く言うけど、今事情は聞いてるって言ってなかったか?えっ、まさかとは思うけども、先生も?

「おや、知らなかったのかい?私もハーメニアだよ?」

うん、もう驚くことでもない気がする。これ周りの奴ら全員がハーメニアって疑ったほうが良いんじゃないか?

「しかし、君たちとは違い響器を出したりはできないよ。ただ音を感じ取ることができるくらいさ」

そう言って資料に目を落とす。

「つまり…そういうこと」
「わかった」

IAに今までのことをざっと話す。俺が狙われていたこと、ミクの元仲間がいつか襲撃してくる可能性があること。と、言ったは良いもののもしこれ、IAがそのミクの元仲間だった場合、これはやばいんじゃないか?

「なんか…思っていたよりも大変なんだね」
「一応俺とゆかりもなんとか戦えるレベルまではいったけども、やっぱり不安なんだよな」

俺とゆかりの場合は二人が揃ってないと戦えないし、もし夜中なんかに襲撃された場合どうすることもできないしな。せめて俺が自分の響器が使えればいいんだが

「だったら…私が近くにいればいい」
「……はい?」
「だから、私が近くにいる。隣の部屋に住む。空いてたでしょ?」

空いてはいるけど……ちょっと待って、なんでそのこと知ってるの。

「弦巻先輩が…言ってた。部屋探してたから丁度良かったの」
「ああ、そういう。別にいいけども」
「はい決定。善は急げ…行こう」

そう言うとそそくさとIAは保健室を後にした。

「マジかよ…」
「追いかけなくて良いのかい?」
「そうする。それじゃ、また明日」
「ああ、気をつけてね」

先生に挨拶をして保健室を後にする。IAは……って、もう校門のところまで行ってんじゃねぇか!ああもう!

「待ってってIA!」


                PM17:00 保健室

「いやぁ、まさかここまでハーメニアが揃うとはね」

ルカが資料を机に置きながら呟く。

「私を含めて六人。いや、まだいるね。全く厄介なものを起こしてくれたね彼は……」
「とはいえ、大方は予想通りといったところかな?」

窓のそばに誰かが立っていた。逆光で顔までは見えないが、異質な雰囲気を醸し出している。

「あなた達のね。しかし、これから先何が起こるかはわからないわ」
「おや、やっぱり介入はしないつもりなんだね」
「当たり前だ。私はただの教師さ、それ以下でもそれ以上でもない」
「頑固だねぇ。それならそれでいいさ、どちらにしろこのまま計画通りにいけ
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