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ハーメニア
五人目のハーメニア-後編-
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ちょっ、こんなところで何を!?

「マコト?」
「「マコトさん?」」

後ろからマキにゆかり、それにミクまで!事情を話したいが、何この力!振りほどけないんだけど!

「お話を、聞かせてもらいましょうか」

ああ、これは終わったな……

                PM12:45

「ってことは、その子が夢のなかの子?」
「ああ、なんで今まで忘れてたんだろ」
「IAって……いいます。名前が特殊なのは……少し事情があって……」

なんとかみんなを宥めつつ、屋上にやって来た。IAを加えた五人でご飯を食べる。

「事情?」
「孤児院……出身なの。だから……マザーがつけてくれたの……」
「そうなんですか。IAって、いい響きですね」
「そう?ありがとう……嬉しい」

嬉しそうに髪の毛の先をくるくる弄るIA。孤児院か、初めてあった時も学校の交流イベントの時だったな。

「それとね……。これは三人にしか関係ないけども」

ゆかり、ミク、俺の順番で見回すIA。

「「「?」」」
「私、ハーメニアだから……そこのところ、よろしく」

え?

「「「ええええええええええええええええええ!?」」」


続く
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