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とある科学の傀儡師(エクスマキナ)
第15話 後悔
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に連絡をする。
机の上には、音楽プレイヤーが鎮座していた。
一連の事件を引き起こしているデータがそこにある。
御坂は電話を掛けながら、唇を噛み締めた。

今まで自分とは関係ないことだと思っていた。
御坂はビリリと電流を迸らせる。
電流は御坂を中心に拡がっていった。
威嚇するように、最小限に瞬かせる。
暗い佐天の部屋が少しだけ照らし出されて、何者かの影が電撃の衝撃を受けて御坂の視界で動きだした。
「!?」
御坂が部屋の電気を付けると部屋の片隅に黒髪の人形がダラリと口を開けたまま静かに浮いていた。
まるでそれは喜んでいるかのように笑ってみえた。

「はあ、はあ......どうだ?」
サソリが足を引きずりながら玄関の前まで移動して、腕の力だけを支柱にして通路にある台所を超えて部屋の中に入っていく。
部屋に入ったサソリの目に飛び込んで来たのはグッタリと倒れている佐天。
幾本も観てきた光る線が今回だけは違って観えた。
眼を閉じたまま力無く横たわる佐天を力の込もった写輪眼で眺めた。
佐天の側に足を崩すようにして座ると、首の頸動脈に触れた。
「大丈夫そうだな」
トクン トクンと心臓の拍動が伝わり、少しホッと一息つく。
これは、命の危険がないことだ。
視認できる範囲では怪我は確認できない。
「サソリさん......」
「......さっきまで佐天と会話していたか?」
唐突にサソリが訊いてきた。
「えっ、はい......」
「そうか、どうりでな」
サソリの写輪眼で読み取った感情に、恐れや怖さはなく。
相手に預けるような安心感のようなものがあり、嬉しく思う感情が溢れ出ていた。

サソリは不意に右手を動かした。
蒼色に燃えるようなチャクラが覆い、佐天の頭へと乗せる。
自分のチャクラを流し込み、流れる向きを写輪眼で見定める。
遠くから観たのでは分からない量の情報がサソリの眼を介して観える。
歪な流れ方だ。
「!?」
サソリの紅い瞳の中にある巴紋が強く回り出した。

「サソリ、アレって何?」
御坂が距離を取って対峙している黒髪の人形を指差した。
急に動き出したため、警戒心むき出しの表情をしている。
「!!?風......影」
サソリのかつての芸術品が静かに佐天に駆け寄る三人を見下ろす。

******

病院へと緊急に搬送された佐天に付き添い、御坂とサソリは病室でアンチスキルの捜査のための事情聴取を受けていた。
「うむ、協力感謝します」
ファイルを閉じて、ガタイの良い中年男性が病室から出て行った。

そこへ入れ替わりに連絡を受けた白井が慌て病室へと入ってきた。
「佐天さんが倒れましたの?」
病院での検査を終えてはいるがレベルアッパー特有の意識不明にとどまっている。
つまり、現
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