第5話
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みに入った、夏休みの間はほぼバイトだったがお盆休みの様なものを貰い何日か休みが取れた。そのとある日、勉強とか経済面について考えてた時携帯に見覚えのない電話番号から着信があった。その時は、そろそろ恋心にも携帯買ってあげないとなとか思ってた。そして携帯に出ると。
楓「よお久しぶりだな響希!元気してたか?」
響希「どうして俺の電話番号が分かるんだ?」
楓「いいんだ、細かいことは気にすんな」
響希「いや細かく」
楓「そんな事より前に言った通りあの時の事を話すからとりあえず病院に来てくれ。衣更市立病院な」
響希「…病院?」
要件を話したようですぐに切られた。とりあえず恋心に話し病院へと向かった、病院に着くと入口の所に楓が立っていた。
楓「意外と早かったな」
響希「そこまで遠くないからな、それより何で病院なんだ?」
楓「とにかくお前に見せておかないとならないと思ってな、付いてきてくれ」
言われるまま付いていった。三階の個室の前まで来た、表示されている名前は時谷 雨と書かれていた。
響希「俺だ入るぞ」
言い方は割と雑だったがちゃんとノックをしてから入った。中にはベッドに女の人が寝ている。寝ているから正確には分からないが体格は別に大きくも小さくもなく肌も色白で綺麗だけどちょっと幼さがある感じ、腕に点滴などを付けていたから病気とかかと思った。
響希「この人は?」
楓「色んなところに書いてあるから分かるかも知れないがこいつは時谷 雨、隣の高校に通っている1年生、お前と同い年だ。そして、こいつは俺の彼女だ」
響希「…お前彼女いたんだな」
楓「付き合ったのは去年だ、それでまあ本題と言うかお前に言いたかったのは…この前お前に会った日あるよな?」
響希「ああ、6月の末な」
楓「その日雨の学校が開校記念日でな、そんで暑かったから雨はあの港に向かったみたいだ。それで港の所から海に落ちて溺れたみたいだ」
響希「!?…」
楓「それで…まあたまたま俺が学校休んでて港に行った時溺れている雨を見つけてすぐに助けて岸に上げて応急処置をしてから病院に連絡してすぐに来てもらってとりあえずは一命は取り留めた…があの日から目を覚まさない」
響希「そうか…でも良かったと思うぞ」
楓「…微妙な心境だな」
響希「命があるだけでも感謝しろよ」
楓「そうだな」
そんな感じの話をしていたら友達であろう男女2人ずつがお見舞いに来た。少し俺と楓を見て驚いていたが俺達が隅の方に避けるとお見舞いのための花を置いて少ししてから挨拶をしてから病室を出ていった。
響希「ちょっとトイレ行ってくる」
楓「ああ」
俺は病室を出るとさっきの男女が少し前に歩いていた。そして全員がトイレへと向かった。俺は足音を立てないように男子トイレのある程度見えない位置に立つ。そして携帯を取り出しトイレ
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